塾開業  フランチャイズブログ
-開業する前に知っておきたい20のこと-

⑬成績保証について

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⑬成績保証について / 学習塾　開業　（フランチャイズ加盟or個人開業）

あなたの塾では成績保証は付けますか、付けませんか。

この成績保証制度、集客にはかなりの効果を発揮しますが、
下手すると後々自分の首を絞めかねないもろ刃の剣でもあるんです。

成績保証制度とは、生徒に対して一定の成績アップを保証し、
それを達成できなかった場合はそれ以降の授業料を減額するというものです。

この制度、親にとってはかなり魅力的な制度にも見えますが、よく考えるととても深い問題を抱えています。

まず、この保証条件を満たすためには、数々の項目を満たさなければいけません。

例えば、授業にしっかり出ていること、や、復習をちゃんとやっていること、
下手すると、毎回小テストで何点以上とること、　などが満たされていないと、成績保証制度が発動されません。

もちろん、成績をあげるのに自信があるからこの制度を取り入れるかもしれませんが、
もし、生徒が全くのやる気を見せずに本当に成績が上がらなかった場合、親はもちろん授業料の減額を求めてきます。

しかし、塾側としては、成績が上がらなかったからと言っていちいち授業料を返還していたらビジネスとして成立しません。

ここで、多くの塾は、『条件を満たしていないから、成績保証対象にならない』という弁解に必死になります。

成績が上がればみんな満足なのですが、上がらなかった場合、金銭を巡って醜いトラブルになりやすいのです。

仮に、成績保証をうたっているのに、授業料が返還されない、という噂が立ち評判が落ちると、
地域密着型の塾は一発で終わりです。

地域密着型の塾が商圏を広げ、噂を拡散させようとすると、広告費もかさみ、
回収困難になって経営破たんを起こします。よくある話です。

成績保証はもろ刃の剣。

目先の利益にとらわれず長い目で見たときに最も自分のスタイルに合った塾作りが大切ですね。

塾のフランチャイズ本部で、成績保証を付けている本部が多々あります。
もちろん悪いわけではないですが、実際の現場では、どういった状況なのか。

期末の成績結果の時期の度に親御さんと塾長がバチバチ議論する塾なんて嫌ですよね。

よく現場を見てから、判断しましょう。

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