融資と日本政策金融公庫のお話
【第21話】2つの金融機関からお金を借りる協調融資とは?
最終更新日:2023年11月3日
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田原先生
協調融資とは、2つの金融機関から融資を受けることをいいます。
太郎さん
友人が日本政策金融公庫(以下、『公庫』と呼びます)と信用金庫の2つの金融機関からお金を借りていたのですが、1つで借りるより、2つの金融機関からお金を借りたほうが良いのでしょうか?
田原先生
2つの金融機関から借りたほうがよいという考え方はありません。
仮に1,000万円を借りようとした際に、1つの金融機関から借りたほうが手間も少ないので良いです。
しかし、金融機関も、金額が大きくなればその分リスクが大きくなるので、1人に対して多くのお金を貸すことができないケースがあります。
例えば、1,000万円を借りる際に、1つの金融機関のみでは、借りられない額でも2つの金融機関を利用することで借りられるケースもあります。
太郎さん
確かに、1つの金融機関のみで高額を貸すよりは、複数の金融機関で出し合ってお金を貸す方が、リスクが低くなりますよね。
田原先生
その通りなのです。
つまり、少しでも多くのお金を借りるときに利用するのが、協調融資という考え方です。
太郎さん
協調融資のポイントって何かあるのですか?
田原先生
例えば、創業時に、公庫と、信用金庫の2つの金融機関で融資を受けようと考えたとします。
もし、公庫からのみ融資を受ける場合には、1ヶ月から2ヶ月程度で融資してもらえます。
信用金庫のみで融資を受ける場合には、2ヶ月から3ヶ月程度で融資してもらえます。
2つの金融機関から融資を受ける協調融資の場合には、基本的に、「信用金庫が貸した場合に、公庫も貸します」という条件がつくため、2つの金融機関から融資を受けられるのが、2ヶ月から3ヶ月かかってしまいます。
つまり、公庫のみで、融資を受けるよりも協調融資の方が借りるまでに時間がかかります。
しかし、少しでも多くお金を借りたい場合には、時間は、かかってしまうのですが、協調融資を選択するのも良いのではないでしょうか?
太郎さん
できれば早く借りたいので、公庫から多くのお金を借りられるとありがたいですけどね。
田原先生
確かに、2つの金融機関から借りるためには、2つの金融機関でそれぞれ面談を受けなければなりませんし、それぞれで、資料を作成しなければならないので手間がかかってしまいますよね。
また、公庫以外の金融機関の融資を受ける場合には、「信用保証協会」という団体が登場してきます。
田原先生
「信用保証協会」については、次回(第22話)でご紹介致します。
(第22話へつづく)
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