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2024/11/28更新

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自宅サロンを開業する!メリットやデメリットをご紹介

最終更新日:2023年11月10日

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開業にはさまざまな形がありますが、なかには自宅サロンを開業する人も多くいます。会社として新しく場所を設けるのではなく、自分の居住スペースでの開業。そこには、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。また、自宅サロン開業におけるデメリットを知らないと、せっかく開業しても失敗してしまう可能性があります。そんな自宅サロン開業で、必要となる準備などについても紹介します。

自宅でサロンを開業するメリット

自宅でサロンを開業することには、多くのメリットがあります。何より一番は、家賃がかからないということ。通常ならば、サロン用に場所を借りなければなりません。そのためには、家賃がかかってくることは避けられないのです。しかし、自宅サロンの場合にはすでに場所は確保できているので、それ以上家賃がかかることはありません。家賃は開業において大きな出費となる部分なので、これを削れるのは大きなメリットとなってきます。また、自宅ではすでに生活できる環境が整っています。水道や電気、ガスもすべて使える状態となっているので、改めて契約をしたりする手間がありません。さらに、水道代・光熱費も追加で基本料金が取られるということがないのです。自宅には、必要なものが何でも揃っています。新しく場所を探してサロンを開業するためには、こうした必要なものをイチからすべて揃えなければなりません。この手間や費用を浮かせることはできるのは、自宅サロン開業のメリットのなかでも、大変大きいポイントと言えます。
次に、通勤をする必要がないという点が挙げられます。勤務先が自宅なので、車や電車などで通勤をする必要がないのです。一般的には、朝出勤するために電車のラッシュに耐えたり車の渋滞にはまったりして苦労しながら勤務先へ向かうことが多くなっています。ただ通勤するだけでも時間とお金がかかるのに、これではストレスが溜まってしまうのも無理はありません。その点、自宅サロンならば自分の準備が整えばすぐに仕事をすることができます。通勤の時間やお金、ストレスがかからないと、仕事の対するモチベーションも高くなることでしょう。また、通勤の手間がないので時間を有効利用して、仕事の効率アップも図れます。何より、毎日通勤のストレスなく仕事を開始できるのは、大変嬉しいポイントではないでしょうか。
開業しても、すぐに時間いっぱいフルにお客様が来るという保証はありません。多くの場合、開業してすぐの時期はお客様がいない時間帯も多く出てくるものなのです。こうした時間帯には、サロン関係の事務作業などを仕上げてしまうことが多いことでしょう。しかし、自宅サロンの場合には、事務作業のほかにも家事もこなすことができます。ちょっと空いた時間で、掃除や洗濯をこなしてしまうことも可能です。通常ならば仕事が終わって帰宅してからやらなければならないことも、仕事時間中に片付けることができるのです。また、家事だけでなく趣味の時間としても有効利用が可能です。自宅にいる訳ですから、お客様がいない時間帯は自分がしたいことをすることができる環境が揃っているのです。自分の本拠地で仕事をする自宅サロンでは、こうしたさまざまなメリットがあります。

一方でデメリットもある

大きなメリットが得られる自宅サロンですが、決して良いことだけという訳ではありません。嬉しいメリットが多い一方で、デメリットもいくつか出てくるのです。自宅サロンにおいて最大とも言えるデメリットは、お客様を自宅にあげるということ。自宅が仕事場となる訳ですから、自宅にお客様をあげるのは当然です。しかし、お客様は知らない人がほとんどとなります。自分のプライベート空間である自宅は、親密な相手でないとそう簡単に公開したくないものです。誰しも、他人に踏み入れられたくない、自分だけの空間があります。自宅は、まさにそんなプライベート空間と言えるのです。自宅でサロンを開業するのであれば、そんなプライベート空間を壊されないように工夫しなければなりません。たとえば、自宅でお客様の立ち入り禁止エリアを徹底する、サロンの部屋周辺に貴重品を置かないなどの対策が欠かせないのです。
自宅に知らない人を何人も家にあげることになる、自宅サロン。特に自分以外にも居住者がいる家の場合には、家族に迷惑をかける可能性も考えておかなければなりません。自宅は、自分だけでなく家族全員のプライベート空間です。そこに見ず知らずの人が毎日どんどんと訪れてきたら、家族はリラックスできなくなってしまう可能性もあるのです。これを避けるためには、家族が過ごす空間とお客様をお通しするサロンの部屋を完全に分離しておかなければなりません。これができれば、家族のストレスは大幅に軽減されることでしょう。
もうひとつ心配なデメリットが、ご近所についてです。自宅での開業ですから、基本的にはあまり関係がないと考えられるご近所ですが、実際はかなり気になるものです。多くの人に自分のご近所の住所が公開され、連日多くのお客様が訪れる状況は、ご近所にとってもストレスになる可能性があります。そんなご近所からは、自宅サロンに理解が得られない場合も少なくありません。こうしたご近所トラブルを極力避けるためには、開業前にあらかじめ丁寧にしっかりと話をしておきましょう。そして、お客様へはご近所迷惑になる行為の禁止を徹底してもらうことも大切です。それでも、万が一トラブルが起こってしまったときには、早めの謝罪と対応が急務です。
そのうえで、これからの改善策を提示し、ご近所とも気持ち良く過ごせる環境作りをしていかなければなりません。自宅サロン開業では、こうしたデメリットに対する対策をしていくことも欠かせない仕事のひとつとなります。開業後も、さまざまな問題がどんどん発生してくることでしょう。その都度、真摯な態度で問題解決に臨むことが大切です。

賃貸物件で開業をしてもいいの?

賃貸物件でサロンを開く際は、必ず大家さんに事前相談していきましょう。賃貸物件は、基本的に「居住のため」として部屋を貸しています。そのため、商用利用に関しては禁止している物件もあるのです。引っ越しを伴う自宅サロン開業の場合は、自宅サロンの開業がOKな物件かどうかを最初に確認しておくと安心です。何も言わずに開業してしまうと、思わぬトラブルに繋がる場合も少なくありません。自宅だからといっても、賃貸物件では何をしても良い訳ではないのです。賃貸物件は、元々大家さんの土地と物件なので、開業する前に断っておくことは必要不可欠です。そのため、忘れずに大家さんへ自宅サロン開業の旨をじっくり相談していきましょう。

自宅でサロン開業をするために必要な準備

自宅でサロンを開業するためには、さまざまな準備が必要です。もちろん、ほとんど準備する必要がない自宅サロンもあることでしょう。そうはいっても、自宅そのままの状態で開業しても、お客様が通ってくれるかどうかはわかりません。自宅空間は自分好みに仕上げて何ら問題はありませんが、自宅サロンの場合は、いかにお客様に好かれる空間を作れるかが焦点となってきます。自宅サロンにおいては、さまざまな分野での開業が可能です。その開業内容に合わせて、必要な準備をしっかりと進めていきましょう。
たとえば、整体や鍼灸で自宅サロンを開業すると考えた場合です。指圧は国家資格を取得していないと施術できないものなので、資格がない場合は資格の取得から始めていきます。そして、施術に必要なものを購入していきましょう。寝台や鍼、お灸は施術において必要不可欠なアイテムです。さらに、施術用の衣類やタオル、領収書なんかも、運営していくうえで欠かせない物資となります。
マッサージに使用する寝台やオイルなどの備品をすべて揃える場合は、数十万円かかってくることも少なくありません。そのため、自宅サロンの開業には資金が必要と言えます。もちろん、新しく部屋を借りてサロンを作るよりは、資金も少なくてすむことが大半です。それでも、自宅サロンを完成させるまでには多額に費用がかかってくるのです。そのうえ、開業当初は売上が大きく見込めないことも想定して、ある程度の期間は収入なしでも生活できるように貯蓄していきましょう。そうすれば、開業に当たっての心配を大きく減らすことができます。自分なりに必要なものをピックアップして、計画的に準備を進めていきましょう。

個人サロンは時間がタイト!

個人のサロンでは、時間がとてもタイトになってしまう特徴があります。通常の店舗型サロンであれば、従業員も多いため、ある程度時間に余裕があることが一般的です。しかし、個人サロンの場合は時間が限られているので、1日に施術できる人数が大変限られてきます。
例として、アロマサロンの場合を見てみましょう。60分のコースだとしても、施術前のカウンセリングや着替え、足浴などでまず30分は経過してしまいます。そして施術が60分あり、施術後のお客様の着替えの時間を考慮し、さらにティータイムなどを含めて30分は見ておかなければなりません。すると、60分コースのお客様が1人だけでも、実際にお客様がサロンに滞在する時間は約120分にもなってしまうのです。こうした所要時間を考えると、1日に施術できる人数は限られてきてしまうことがわかります。まして家族がいる家庭での自宅サロンの場合は、家族がそろう夕飯時にはサロンを完全に閉めておかなければならないことがほとんどです。さらには、夕飯を作る時間も確保しなければならないケースも考えられます。
こうした家族の事情を考慮すると、個人サロンでは遅くても夕方前までしか営業できないと考えておきましょう。しかし、施術できる人数が限られてしまえば、1日の収入にも上限が出てきてしまいます。収入アップのため、なるべく多くのお客様へ施術していくためには、時間をタイトに詰めていくしかないのです。そのためには、できる限り仕事をスピーディーにこなし、1人のお客様にかかる時間を短くしていきましょう。とはいっても、施術の部分で手をぬくことは許されません。施術はゆっくりと丁寧に、そのほかの部分を手際良くさっとこなすことが、自宅サロンにおいて時間を有効利用する方法と言えます。
ただし、すべてが自分の思った通りに進む訳ではありません。お客様の都合で施術開始が遅れてしまったり、施術中のトラブルで滞在時間が大幅に多くなってしまったりする可能性もあります。こうして1人のお客様の予定がずれてしまうと、その後に待っているお客様の施術に影響を及ぼしてしまいます。これでは、トラブルは広がるばかり。そうならないためには、徹底的な時間管理をしていかなければなりません。常に、時間がタイトだということを意識して、できる限り効率的に仕事をし、タイトな時間でも最大限効率的に動くことが大切なのです。そうして対策をしていけば、タイトな時間でも多くのお客様を呼ぶことができるようになります。すると、収入アップも見込めて自宅サロンの成功に近付くことができるのです。

自宅サロンを開業するメリットやデメリットを知ろう

現代では、働く形はひとつではなく大変多種多様となっています。会社や勤務場所へ出向いて仕事をするだけが、ビジネスの形ではないのです。特に、自宅サロンの開業を検討している人は多く、その人気は衰えることを知りません。自宅サロンの開業では、大変多くのメリットを得ることができます。特に、費用や時間の節約については、自宅サロン開業における大きな魅力といって間違いないでしょう。しかし、もちろんデメリットもあるので、それについては入念な対策を講じていく必要があります。自宅サロンでは、特に周囲の人々への配慮を怠らずに、精一杯の誠意を見せていかなければなりません。家族はもちろん、ご近所への気配りも、忘れてはならないポイントです。こうして周囲の理解を得てこそ、自宅サロンは開業が可能となるのです。
開業が決まったら、賃貸物件の場合は大家さんへの連絡も欠かせません。そして、サロン運営のために必要な費用をしっかりと貯蓄していきましょう。いくら経費が大きく浮くとはいっても、自宅サロン開業に当たっては備品だけでも大きなお金がかかってきます。そのため、なるべく長期的で無理のない計画を作って開業を目指していくと安心です。そして、自宅サロンだからこその時間がタイトという点も考えていきましょう。自分らしく無理のない範囲で開業ができれば、自宅サロンは快調なスタートとなります。自宅サロンのメリットを最大限に活かして、楽しく有意義な仕事をしていきましょう。

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