夢のアパレル開業！なにから考えたらいいの？すべて解説します！

最終更新日：2023年11月10日

自分の好きな洋服に囲まれて、お客さんにも喜んでもらうという夢をかなえてくれるのが、アパレルでの開業です。しかし、アパレルで開業するためにはさまざまな準備が必要になります。この記事では、アパレルで開業するにあたって必要なことや考えなくてはならないことをわかりやすくご紹介していきます。

• アパレルの販売形式
• アパレルを開業する前にコンセプトを固めよう
• コンセプトを決めたら販売戦略を考える
• アパレルを長く続けるために重要なこととは
• まとめ

アパレルの販売形式

アパレルでの開業をするには、まずはどのような販売形式で開業するかを考えなくてはなりません。まずは、アパレル業界における販売形式の種類をご紹介していきます。

【店頭販売】

実店舗を構え、店頭で直接商品を販売する形式です。そのため、お客さんに直接商品を見てもらえ、お客さんと対面して接客することができます。店頭販売において大切なポイントは、実店舗ならではのあたたかい接客と雰囲気の良いお店作りです。

インターネット通販では得られない具体的なアドバイスをすることによって、よりお客さんの購買意欲を高めることができます。混雑している状況の中でも、お客さん一人ひとりに心地よい時間を届け、あなたやお店への評価も向上し、お客さんの固定化につなげることができるのではないでしょうか。

また、お店の内装を工夫することでより商品やブランドの魅力を伝えやすくなります。開業時に内装にこだわるだけでなく、開業後も日常的に清掃業務には力をいれましょう。

【ネット販売】

ネット販売は、実店舗をもたないからこそさまざまなメリットがあります。年中無休かつ24時間オープンすることができ、インターネットさえあればどこからでもアクセスすることができるのです。

ネット販売において重要なのは、お客さんへの対応です。顔が見えない同士でのやりとりだからこそ、メールでの問い合わせやSNSへのコメント返信を丁寧にすることが重要です。しっかりとした対応することで、安心感と満足感を与え、お客さんの購入意欲を高めることができるのではないでしょうか。

アパレルを開業する前にコンセプトを固めよう

販売形式以外にももうひとつ、アパレルで開業するために考えなければならないのが、コンセプトです。コンセプトというのは、お店からお客さんへのメッセージです。自分の考えをまとめ、より明確な事業計画を作るためにもコンセプトはしっかり固めましょう。

コンセプトを固めるとひとくちにいっても、ブランドショップか、セレクトショップかによって内容はさまざまです。

【ブランドショップ】

ブランドショップは特定のブランド、あるいは自社ブランドのみを販売するお店です。一定のブランドに絞って商品を仕入れるため、お店のコンセプトはそのブランドのコンセプトとほとんど同じになります。自分のブランドや、特に好きなブランドがある場合にはおすすめできるスタイルです。

【セレクトショップ】

自分の店のコンセプトにあわせて、さまざまなブランドの商品を仕入れるお店です。好みのコンセプトの服であってもブランドごとにさまざまな雰囲気を持っているので、仕入れる側だけでなく、購入するお客さんにとっても選ぶ楽しみが増えるかもしれません。

このように、特定のブランドにこだわるのか、それとも自分の好きなコンセプトから仕入れるのかによってお店のスタイルが異なります。自分の好みや性格にあっているのはどちらなのかをよく考えて決めましょう。

コンセプトを決めたら販売戦略を考える

お店のコンセプトやスタイルが決まったら、販売戦略を考える必要があります。魅力的なアパレル店を開業させるには、事前の準備が必要です。

自分のお店のコンセプトは、どのくらいの年齢層がターゲットなのかを考えましょう。そして、実店舗であればターゲットとなる客層の多い立地への出店を検討します。できるだけ周りに競合店が少なく、アクセスのよいところが理想的です。

そして、インターネット販売はもちろん、実店舗販売であってもインターネット宣伝を活用しましょう。コンセプトが決まったら早速、SNSなどを使った広告をはじめます。ターゲット層に受けのよさそうな色づかいや単語を意識し、開店前からファンを作るつもりで工夫することも大切です。一緒に開店を楽しみにしてくれるお客さんがいることで、開業後も順調に滑り出すことができのではないでしょうか。

また、実店舗販売であれば内装・外装についても考える必要があります。せっかくいい立地に出店しても、ターゲットとなる客層にとって居心地の悪い空間であれば安定した集客は困難になってしまいます。入りやすく、ゆっくり商品を選びやすい店づくりを目指しましょう。

アパレルを長く続けるために重要なこととは

アパレル店を開業して、夢である自分のお店をもっても長く続かなければ意味がありません。長くお客さんに愛されるアパレル店にはどんなことが大切なのでしょうか。

【コンセプトは明確に】

上でも述べましたが、コンセプトというのはお店からお客さんに伝えるメッセージです。お店のコンセプトにマッチする好みを持っているお客さんが店を訪れるため、このコンセプトがぶれてしまうとリピーターがつきにくくなってしまいます。

お店のオーナーであるあなたにとっても、コンセプトを決めてないと、自分が何をしたいのか、どんな商品を仕入れるのかが不明確になってしまいます。経済的だけでなくモチベーションなどの精神的な面でも問題が生まれてしまいます。開業前にコンセプトは明確かつ綿密に固めるようにしましょう。

もちろん、一緒にお店を作りあげていく内装業者やスタッフともコンセプトを共有し、全員でひとつの空間を作り上げていく意識が大切です。定期的に確認するなどして、全員で同じイメージをもつようにしましょう。

【インターネットを活用する】

インターネットの持つ拡散力は驚異的です。お店の公式サイトやSNSの公式アカウントを持つことで、低予算ながら効果的な宣伝をすることができます。ネット通販を利用すると販路を拡大できるので、余力があれば視野にいれましょう。

【在庫管理は慎重に】

アパレル業界は、在庫リスクを抱えやすいのが特徴です。季節ごとに次々に商品が入れ替わっていくのに加え、型が同じでもサイズや色によって在庫数が増えてしまいます。

商品のすべての色やサイズを仕入れるのではなく、自分の店で売れやすいものに絞ったり、お客さんからの要望があったら、メーカーから取り寄せるなどして、慎重に在庫を管理しましょう。

まとめ

アパレルで開業するためには、まずインターネットなのか実店舗なのかという販売形式から考える必要があります。次にお店のコンセプトを固め、お店の販売スタイルを決定します。開業後も、お店を長く運営していくためには在庫管理や情報発信などの努力がかかせません。

もうひとつのアパレルの開業の方法に、フランチャイズで開業するというものがあります。フランチャイズの大きな利点は、知名度のある看板を借りながら経営のノウハウについて学べるという点です。もしアパレルでの開業に不安があるなら、フランチャイズで開業するというのもひとつの手かもしれません。

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