最終更新日:2023年11月10日
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車好きで中古車販売に関心のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし中古車屋を開業するにも、どのように開業したらいいかわからないことも多いと思います。そこで、今回は中古車屋の開業に必要な手続きやどんな方が中古車屋に向いているのかなど、中古車屋の開業についてご紹介していきます。
まず、中古車屋を開業するうえで必要な資格・許可について、ご紹介します。
中古車に限定されず、中古品販売のビジネスには古物営業法上の営業許可を得る必要があります。
申請は営業所の所在地の所轄警察署長を経由して、公安委員会へ申請書を提出することによってできます。営業許可を得ずに営業をおこなった場合には罰則の対象となるおそれがあるため、必ず取得するようにしましょう。
また許可申請にはさまざまな提出書類が必要となります。申請者が個人であるか法人であるかによっても、提出すべき書類が異なります。個人で開業する場合には過去5年間の経歴を示したものや住民票の写し、法人の場合は会社の定款などが必要です。
そして申請者が許可を受けることができない場合(欠格事由)に当たると、申請をしても許可を受けることができないので注意しましょう。
自動車を取り扱う事業をおこなう場合に、営業所を管轄する都道府県知事または保健所設置市長の登録が必要です。登録をしないと罰則を受けますし、廃車になった車を引き取った方が商売のチャンスも大きく広がります。
税務署への届け出は個人で開業する場合と法人で開業する場合によって、届出書類が異なります。
個人で中古車屋を開業する場合には、以下のような書類を提出する必要があります。
・個人事業として開業したことを示す開業届出
・所得税の青色申告の申請書
・税金を納める場所の変更届け出
・事業を開始したことを示す開始届出
法人の場合は、個人と異なる書類を提出しなければならないものもあります。
・法人を設立した旨の届出書
・給与を支払う事務所の開設届出書
また任意ですが、源泉所得税の納期について特例承認を求める申請書も提出することができます。これは本来ならば毎月納める必要のある源泉所得税を、納期を年2回にするものです。
中古車屋を開業し、実際に営業するときに必要な備品について紹介します。
販促グッズはお店の印象をよくし、お客様の関心を引きつける役割を果たします。中古車屋を営業する上で、重要なグッズであるといえます。また、中古車のフロントガラスに掲示してあるボードなども必要です。販売されている車の価格や走行距離などが書かいておくとお客様が選びやすくなるのではないでしょうか。
商品として車を扱うと保険への加入やローンを組むこともあるため、保険会社やローン会社とのやり取りも多くなります。そのため書類を簡単に送付できるFAXや、印刷に必要なプリンターがあると手続きがスムーズにできますよ。
中古車を店外で販売する場合、商品が雨風などにより汚れることがあります。商品の見栄えが悪いと、お客様が購入したいと思わなくなってしまうかもしれません。適度に洗車し、商品の品質管理をおこないましょう。そのために、洗車に必要なホースやスポンジ、ワックスなどを用意する必要があります。
また外装だけでなく、内装を気にするお客様もいすのではないでしょうか。そのため、シートの奥や座席の下などを掃除できる掃除機なども用意しておくと便利です。
中古車屋を開業しても、経営がうまくいかないこともあります。では、どのような人が中古車屋に向いているのか、あるいはどのようなことに気を付ける必要があるのかをみていきましょう。
中古車販売は、お店にある車両を1台ずつ販売します。お店に展示してある車両をお客様がご覧になって、この車両が欲しいと思っていただく必要があります。そのため、販売員はお店にある車両の整備がゆき届いているか確認しておきましょう。
車両が汚れていたり、車両の性能などについての説明が不十分だったりすると、販売員の車両への管理がゆき届いているとはいえません。このようなお店はお客様には魅力的には見えず、中古車屋の失敗につながっていくことになりかねないので注意が必要です。
対面販売による中古車屋の場合、お客様と直接やり取りをすることになります。中古車は新車より安価なものの、お客様にとっては大きな買い物となるはずです。大きな出費をする以上、悪いものは買いたいとは思わないでしょう。
お客様は販売員の説明を聞いて、できるだけいいものを購入したいと考えているのではないでしょうか。商品をしっかり説明してくれる販売員を信じ、安心して車を購入したいはずです。中古車販売には、このようなお客様に真剣に向き合う販売員が必要となります。
そのため、お客様は商品だけでなく、販売員への信頼感も重視しています。お客様との信頼関係をきずくことができるかが販売への第一歩となるのです。
中古車屋の開業に不安があり、失敗してしまうのではないかと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方はフランチャイズで中古車屋を始めてみましょう。
大手中古車屋のなかには、フランチャイズ店舗を募集しているところもあります。開業前には、新人研修をおこなっているところもありますよ。契約書や見積書の作成など営業上必要となってくるノウハウを教えてもらえるので、安心して開業することができます。
また、開業後も本社からのスキル向上や店舗営業の経営サポートをおこなっているところもあります。業務の不安のある方のために業務の一部を代行してくれるプランもあり、はじめて開業した人の不安を解消してくれるでしょう。
今回は中古車屋の開業についてご紹介してきました。中古車屋は、行政への手続きや必要な備品など、開業のためには多くの事前準備が必要です。
また、中古車屋を開業しても思うようにいかず廃業してしまうことあります。開業のリスクをよく把握したうえで、経営戦略をよく練ってから開業する必要があるのです。
開業に不安があるのなら、リスクを回避するためにもフランチャイズを利用してみてはいかがでしょうか。フランチャイズで店舗を経営し、ノウハウをしっかりと習得してしっかり売り上げのある中古車屋を営業していきましょう。
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