最終更新日:2023年11月10日
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車の運転が好きな人なら、ドライバーの仕事をしてみたいと考えたことがあるかもしれません。ドライバーの求人を探していると、「軽貨物ドライバー」や「業務委託ドライバー」などといった募集を見かけることがあるかと思います。求人にはよく「月収〇〇万円以上!」や「自由に働ける!」など、魅力的なことが書いてありますが、実態がよく分からずイマイチ踏み込めないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、軽貨物ドライバーとはどんな仕事なのか、軽貨物事業を開業するために必要な資金や手続きについてご紹介していきます。興味のある方はぜひご一読ください。
ますは、軽貨物ドライバーの仕組みから解説していきましょう。多くの場合、元締めとなる会社が企業などの依頼主から、「荷物を運んでほしい」と仕事の依頼を受けます。その仕事を、軽貨物ドライバーに「この荷物をここからここへ運んでくれ」と業務委託をするわけです。
元締めの会社の配送センターから各地へ出発する場合もあれば、企業から企業へ運ぶパターンもあります。
「業務委託」という形態では、その会社の社員となって働くのではなく、対等な取引相手として仕事を請け負います。つまり軽貨物ドライバーを始めるということは、個人事業主として開業するということになるのです。
個人事業主ですので、どんな風に仕事をするかも自分で決めることができます。複数の運送会社と取引してもいいですし、自分で仕事を取ってきても構わないのです。最初は運送業者と契約して仕事をもらい、慣れたら独立するという人も多いようですね。
また、運送には軽自動車を使うので大型免許などの特殊な運転免許はいりません。普通免許と軽自動車さえあれば、すぐに始められます。個人事業主というとハードルが高そうに感じるかもしれませんが、軽貨物事業を開業すること自体はそれほど難しくないのです。
軽貨物ドライバーとして開業するにはどれくらいの資金が必要なのでしょうか。その内訳を見ていきましょう。
荷物を運ぶ車は、軽貨物事業において絶対に必要です。車種は軽トラックや軽バンを使うのが一般的といわれています。最初は中古からスタートする人も多く、中古で状態のいいものなら安くて50万円からといった金額から用意できるでしょう。
カーナビや荷物を運ぶときに使う台車、取引先との連絡に使う携帯電話などの購入費用です。いつも同じ道を通るような仕事の場合はカーナビはいらないかもしれませんし、扱う貨物によって必要な備品は変わってくるでしょう。しかし、今後仕事の幅を広げることを考えると、事前にそろえておくのが無難ですね。
毎日車を運転しますので、任意保険には必ず入っておきましょう。自分だけならまだしも、他人を傷つけたら大変です。保険はできるだけ手厚いものに加入しておきましょう。また、配送中に貨物が破損した場合などに備えて、貨物保険にも加入しておくことをおすすめします。
軽貨物運送業を行うには、陸運局に「貨物軽自動車運送届出書」を提出します。これを提出することで、いわゆる「黒ナンバー」を取得することができるのです。なお、取得にかかる費用は2000円程度です。
すでにちょうどいい軽自動車をお持ちなら、開業資金は細かな備品や保険加入料、黒ナンバー取得費用ぐらいです。うまくいけば、費用を10万円以内で収めることも可能でしょう。このように、元手がかからないというのは軽貨物事業を開業することの大きな魅力ですね。
軽貨物事業にはいいところだけでなく、大変な面もあります。ここでは、軽貨物ドライバーの大変な部分についてもお話ししていきます。
当然ながら、仕事に使える軽自動車を所有していなければ、新たに車を購入しなければなりません。車は決して安価なものではないので、少なからず負担になります。
軽貨物ドライバーはあくまで個人事業主ですので、仕事に使う車のガソリン代、保険料、整備費などの経費はすべて自己負担になります。
会社員であれば健康保険や社会保険、年金の支払いや手続きは会社が代わりにやってくれていると思います。しかし、軽貨物ドライバーは個人事業主ですので、これらもすべて自分で管理して支払っていかなくてはなりません。
軽貨物ドライバーは自分の担当が決められていることがほとんどです。自分が休んだとしても、代わりに仕事をしてくれる人はそういません。もしもそのせいで荷物が運べなかった場合、損害賠償を請求されることもありえるのです。また、当然有給休暇などありませんので、休んだらその分収入は減ることになります。
このように、やはり個人事業主である責任という点が負担になるところがあるようです。この事業に限ったことではありませんが、軽貨物事業を開業する際はメリットとデメリットをよく理解して取り組むようにしましょう。
軽貨物ドライバーには個人事業主であるが故のデメリットもあることが分かりました。そのような不安点を解消するひとつの方法が、フランチャイズに加盟するということです。フランチャイズに加盟して軽貨物事業を開業する場合、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
車を持っていない人のために、事業用の軽自動車を貸してくれるシステムを導入しているところもあります。軽貨物を開業するにあたって一番の費用となるのが車の購入費用ですので、これは大変うれしいシステムですね。
交通安全、交通マナーや取引先への対応などについて、研修を行い、十分な知識と技術を習得してから現場に就くことができます。運転をする仕事が初めての人や、企業へひとりで向かうのが不安な人にはとても頼もしい制度です。
ガソリン代や車の整備費などを、一部負担する制度があるところもあるようです。
開業届の提出、確定申告など、開業時やその後の運用に関する手続きなどもサポートしてくれます。
フランチャイズの加盟店として開業することで、その知名度のあるフランチャイズの看板を使うことができます。個人で開業するよりも、取引先からの信頼を得やすくなるでしょう。
このように、フランチャイズに加盟すれば開業資金や運用資金を大幅に抑えられる可能性があり、さらに本部からのサポートを受けられます。これから初めて軽貨物事業を開業しようと考えている人は、フランチャイズの加盟を考えてみてはいかがでしょうか?
軽貨物ドライバーという仕事は比較的手軽に始めやすい半面、「うまくいかないのではないか」という不安なイメージを多いと思います。確かに軽貨物事業を開業するには、責任もリスクも伴います。
しかし、フランチャイズのサポートさえあれば初心者の方でも大丈夫です。フランチャイズはこれまで経営をしてきて培った経験をもとに、熱意あるオーナードライバーを支援してくれます。不安を取り除いて仕事に集中できるための対策を、日々考え続けているのです。
軽貨物事業のスタートにはフランチャイズをうまく利用して、大好きな運転の仕事をする夢をぜひ叶えてくださいね。
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