「路面店」とはいったい？その意味や魅力などくわしく紹介します！

最終更新日：2023年11月10日

路面店という言葉を聞いたことがありますか？路面店は、道路に面した場所にある店舗のことです。出店を考えている方は、やはり路面店での開業を考えていることが多いでしょう。店舗には路面店、空中店、インショップと種類がありますが、どの方法がいいのでしょうか。

店舗のいろいろな種類のなかでも、路面店は人気です。なぜ、路面店がいいの？路面店のメリットってなに？いろいろな疑問が頭に浮かぶと思います。このコラムでは、路面店の疑問について解説しています。これから店舗の出店を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

• 1.目に留まりやすい路面店！その意味やメリット
• 2.好立地は競争率が高い！路面店のデメリットと対策
• 3.集客や家賃に差異がある！インショップ・空中店舗との比較
• 4.立地調査や業態選びが重要！路面店選びのポイント
• 5.まとめ

1.目に留まりやすい路面店！その意味やメリット

路面店とは、道路に面した場所に出店している店舗のことです。地上階にあって、道路からすぐに入れるのです。その逆で、地上階より上にある店舗のことを空中店舗といいます。

路面店は道路に面した1Fにあるので、お客さんの目にとまりやすく、集客力が非常に高いのがメリットです。好立地の路面店であれば、立地があまりよくない路面店よりもさらに集客が見込めるでしょう。また、宣伝に関する効果が高いのもメリットといえます。店舗の前が道路なので、頻繁に通る人なら知らぬ間にお店のことを覚えてしまうでしょう。

このように、路面店の場合はとても高い集客力と宣伝効果が見込めます。しかし、路面店のメリットはこれだけではありません。路面店は店舗アレンジを自由におこないやすく、店舗前を自分でアレンジすることで競合他社との差別化をはかり、集客を狙うことができます。

また、店舗の目の前でチラシ配りなどをおこなうことができるメリットもあります。お店の前でチラシ配りができることで、受けっとったお客さんをそのまま店舗へ誘導できる可能性も高いでしょう。同様に、イベントをおこなうことで誘導することも可能になります。

路面店は集客に関して、とても有利だということがわかったと思います。しかし、メリットだけではないので注意してください。

　　　

2.好立地は競争率が高い！路面店のデメリットと対策

路面店のメリットを解説してきましたが、この章ではデメリットを解説していきます。路面店は、店舗を借りるときの保証金や家賃が高くなるのです。家賃は毎月同じ金額が発生するため、売上がよくても悪くても支払わなければなりません。

店舗運営をおこなうときには、家賃などが支払えるように事業計画を立てて、運営することを心がける必要があります。

路面店というのは立地がいいところほど、借りるのが難しいことが多いでしょう。出店募集があっても、借主が決まるスピードが早いのです。出店を希望している方は好立地な場所に出店したいと考えているので、募集があればすぐに賃貸契約をおこないます。そのため、好立地な場所にこだわっていると、物件取得に時間がかかることがあるのです。

好立地な場所に出店したい場合は人通りだけでなく、「自分の店舗のターゲットがいるのか」「その場所と店舗のコンセプトがあっているのか」をしっかり考えましょう。もしかすると、その場所でなくてもいいかもしれません。また、出店したい場所が決まっている場合は、募集している物件がないか日々自分で探し歩くことで、早く見つかるかもしれません。

路面店として出店したからといって、絶対に集客があるということはいえません。路面店でも、アクセスが悪いと集客が伸び悩むことがあります。たとえば、「店舗の最寄り駅が遠い」「駐車場がなく路上駐車しかできない」といったお店には、足を運びづらいですよね。

そういったことにならないように、物件を探すときに駅から店舗までのアクセス、周囲のコインパーキングなども調べておきましょう。そうすれば、お客さんが来店しやすい物件を選ぶことができるでしょう。

このように、路面店にはデメリットも存在しますが、対策を考えることでデメリットのリスクを軽減できます。

3.集客や家賃に差異がある！インショップ・空中店舗との比較

店舗には、さまざまな種類があります。路面店、インショップ、空中店舗といった種類があるのです。路面店と比較したときに、なにが違うのでしょうか？ここからは、インショップと空中店舗を路面店舗と比較してみましょう。

インショップとは、大型スーパーやショッピングモールといった商業施設のなかに出店している店舗のことです。商業施設に出店する場合は、商業施設側の審査があります。そして、保証金やテナント料、駐車場などの施設利用料の支払いがあるのです。商業施設の母体は知名度のある企業が多いので、集客は見込めますが、集客活動には商業施設側からの制約が発生します。路面店舗のように自由な方法で集客はできません。

空中店舗はビルの地上から上の階以上にある店舗のことです。ただし、商業施設の2階以上にある店舗は空中店舗とは呼ばず、あくまでビルだけです。空中店舗は、取得費用や家賃が比較的安いので初期費用を抑えられます。しかし空中店舗はお客さんからの視認性が悪く、集客することがむずかしくなることがあるのです。そのため、集客をおこなうときに看板や広告などが目立つようにしなければなりません。

空中店舗は広告宣伝費がほかの種類の店舗より多くかかってしまう可能性があります。しかし、逆に視認性が悪いほうがいいという業種には空中店舗はおすすめです。また空中店舗の場合は店舗の外の喧騒をさえぎることができます。落ち着いた雰囲気をコンセプトにしたい店舗は、空中店舗で出店していることもよくあるのです。

インショップと空中店舗に関して解説してきました。金銭的な部分では、路面店と空中店舗はインショップと比較してコストが抑えられます。集客に関しては、空中店舗とインショップにそんなに大差はないでしょう。しかし、空中店舗と比べてはるかに路面店舗の方が集客はしやすいようですね。

また、路面店はインショップや空中店舗と違い店舗が路面に面しているので、季節ごとに対策が必要になってくるのです。その対策をおこなわなければ、店舗での居心地が悪くなり、集客にも影響がでてしまうでしょう。このように、各店舗で比較しましたが、路面店舗が少なからず抜きんでているようです。では、路面店舗を出店するときにはなに注意すればいいのでしょうか。

　　　

4.立地調査や業態選びが重要！路面店選びのポイント

はじめて路面店舗を出店するときのポイントがいくつかあります。初期費用や毎月かかる費用なども大切です。しかし、物件を選ぶときにもっと重要なのは、出店する業種やターゲットの調査になります。

店舗を出店するときは、立地調査が必要です。。出店したい物件の場所に、自分がおこなう業種のターゲット層がいるのかを調べましょう。好立地な場所に出店したものの、業種に見あうターゲットがいなくて集客できないということにもなりません。

たとえば、ビジネス街で夜のディナーがメインの店舗を出店しても、休日には人がいないので集客することは難しいでしょう。ビジネス街で出店するのであれば、テイクアウトやランチをメインにした業種が望ましいです。

また、駅前などはとても人が多くいろいろな世代の人が歩いているので、好立地な場所だと考えられています。そのため、業種を問うことなく出店する方が多いです。しかし、立地がいいので家賃なども高くなってしまいます。初期費用も多くかかることが多いです。

金銭的な面で余裕のある方は、好立地な場所に出店することもできるでしょう。しかし、初期費用は抑えたいという気持ちが強いはずです。そのため、物件を選ぶときは好立地な場所にすぐに飛びつくのではなく、自分で立地の調査をおこないましょう。そして、自分のおこなう業態に向いている場所で、最適な物件を見つけて開業しましょう。

5.まとめ

ここまで、路面店舗について解説してきました。路面店舗にはさまざまなメリットやデメリットが存在しています。デメリットについては、対策をおこなうことで軽減することができるのです。

店舗を出店するときには立地調査をおこなうことが重要になってきます。この立地調査には時間もかかりますし、はじめてだとどうすればいいのかわからないと思います。そのようなときは、フランチャイズを利用しましょう。フランチャイズというのは、加盟金を支払うことで、フランチャイズ本部が持っている名前やノウハウを利用して開業する方法です。フランチャイズ本部は長年たくさんの開業のサポートをしてきた開業のプロですので、立地調査や商圏調査も得意分野です。

フランチャイズは未経験の方でも参入ができるようなシステムを構築しています。立地調査や商圏調査のやり方がわからないという方でも、フランチャイズ本部がかわりに調査をおこなってくれることもあるので安心です。このようにフランチャイズで開業することで、たくさんのサポートを受けることができます。もしもひとりで開業することが不安な方は、ぜひフランチャイズを利用して開業してみてください。

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