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2024/11/28更新

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新規事業は5W2Hで考えるとやるべきことが見えてくる

最終更新日:2023年11月3日

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新規事業を立ち上げると決心したはいいものの、何から手をつけたらいいのかわからない…。
そんな時はビジネスのフレームワーク・5W2Hを使って考えてみましょう。
5W2Hを使うことで事業計画を整理して考えることができ、商品・サービスの強みやターゲット層などを明確にすることができます。
これから新規事業を立ち上げる予定の方は、事業計画の精度を上げるためにぜひ5W2Hで考えてみてください。

5W2Hとは?

ニュース記事を執筆する際、最も重要な文章を書くという慣行として用いられ、またビジネス文章作成のフレームワークとしても活用されている5W1Hに「How much」を加えたものが5W2Hです。
5W2Hは事業計画書やプレゼンテーションを作成などで用いられ、ビジネスのフレームワークとして活用されています。
5W2Hに当てはめると、起承転結で物事を考えることができます。

Who:だれが?
What:なにを?
Where:どこで?
When:いつ?(いつまでに?)
Why:なぜ?
How to:どうやって?
How much:いくらで?(どれだけ?)

新規事業の計画に5W2Hを活用する

5W2Hは既存事業で活用されるだけでなく、新規事業のフレームワークとしても活用することができます。
では、具体的にどのように新規事業計画に活用できるのか、ひとつずつ解説したいと思います。

【Who?:誰が?】
この「誰」は、お客様のことです。
その商品やサービスは誰に対して提供するのかを定義します。
小売店ならお客様、卸売業なら取引先、ネットショップならネットユーザーなど、誰に対する商売なのかを考えます。

【What?:何を?】
どんな商品・サービスを扱うのか?
売る商品、提供するサービスを考えます。
商品・サービスの概要、特徴、付加価値などを書き出します。

【Where:どこで?】
その商品・サービスを提供する場所、業界、市場、商圏などを考えます。
市場規模、業界の動向、競合の度合いなどを調べておくと、事業計画に役たちます。

【When?:いつ?】
その商品・サービスの需要が高まる時期、使用する時間帯など、提供する時期・時間を考えます。
たとえば扇風機が売れるのは夏ですが、サーキュレーターは暖房効率を高めるために使われるため、商品によって需要のある時期が異なります。

また、どの段階で提供を開始するのか、提供のタイミングも考えておきたいところです。

【Why:なぜ?】
なぜその商品・サービスを商売にしようと思ったのか?
他社にはない優位性・武器は何なのか?
その商品・サービスを扱う理由、意義を考えます。
起業動機や経営理念は事業を継続する上でのベースとなるため、改めてその商品・サービスを選んだ理由考えてみましょう。

【How to:どうやって?】
販売方法、仕入れ方法、提供方法、システムなどを考えます。
販路、流通経路など、商品・サービスをどうやって提供するのか、といったビジネスモデルを考える重要なポイントです。
これから販路を開拓するのか、それともすでに販路を持っているかによってアプローチが違ってきます。
フランチャイズに加盟するのも起業のひとつの選択肢です。

【How much:いくらで?】
商品・サービスの価格、料金体系、課金システムなどを考えます。
食品は安全性の不安から、少々高くても安全性の高い食品を選ぶ傾向があったり、コンビニで少し高めのスイーツを買うプチ贅沢をする人が増えるなど、時代によって価格の捉え方が違ってきます。

ゲーム市場では、スマホアプリの登場によって基本プレイは無料となり、課金するシステムが当たり前になりました。
価格・料金体系を決めるには、市場の料金体系を調査が必要です。

起業前に市場調査を

ただ流行しているから、需要がありそうだからという理由だけで起業するのは危険です。
流行は過ぎ去るものですし、需要があるといっても競合が多ければ生き残るのが難しくなります。
起業してから現実に気づいたのでは遅く、調査不足は新規事業の失敗の要因となります。

起業前に市場調査、情報収集を行い、勝てる要素を見つけ出すことが重要です。
競合が多い市場でも、他社がやっていないスキマをつけば需要が得られる可能性が高まりますし、高齢化社会に合わせて介護事業に参入するなど、将来的に需要が高まる見込みが強い市場を選ぶほうが将来性が高いです。
市場調査を行った上で、5W2Hに当てはめて事業計画を練ると、より事業の精度が高まります。

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