エステの開業はどうやったらできるの？！開業前に知っておきたいこと

最終更新日：2023年11月10日

「身体のラインを美しくしたい」「心の底からリラックスしたい」そんなときに訪れる方が多い場所がエステサロンです。そんなエステの仕事に従事している方の中には、「いつか自分でエステ開業をしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで心配なのは、やはり費用面や失敗についてのことでしょう。この記事では、エステ開業に必要なことや、成功するためのコツなどをご紹介していきます。あなたもぜひ夢のエステサロンを開業してみませんか？

• エステ開業は実は誰でもできる！
• エステ開業にはなにが必要？！
• エステは閉店も多い！成功するためには
• オリジナリティをだすためには
• まとめ

エステ開業は実は誰でもできる！

「エステサロンを開業したい」と思ったとき、「なにか資格が必要なのかな？」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。じつは、エステティシャンに必須の資格はありません。そのため、誰でもエステ開業ができるチャンスがあります。

エステティシャンは「自由業」という枠にあてはまります。自由業とは、時間や制約に縛られず働ける職業のことをいいます。エステティシャンになるためにはとくに資格や免許も必要ではありませんし、開業する場所や時間も選びません。

免許が必要だという制度はありませんが、民間資格として日本エステティック協会がさまざまな資格を認定しています。一定以上の技能を持っていることを証明できるため、しっかりと技能を身に着けたいという方にはおすすめです。

エステ開業にはなにが必要？！

誰にでもチャンスのあるエステ開業ですが、実際に開業するにあたって「開業届」を提出することが必要となります。「手続き」というとなんだか堅苦しくて難しそうですが、個人事業主として開業する場合の手続きは意外と簡単です。

開業届は税務署でももらうことができますが、国税庁のホームページからダウンロードすることもできます。また、必要事項を入力すれば自動で開業届を作成してくれるサイトもあるので、自分に合った方法で取得・記入をしましょう。

税務署に行って開業届を提出する場合は、屋号（お店の名前）や事業概要の項目をどのように記入するかをあらかじめ考えておくのがよいでしょう。

お店の名前は、「エステサロン○○」というわかりやすいものや、英語やフランス語などのおしゃれな名前も人気です。事業概要は、事業の内容をできるだけ具体的に記入します。

エステは閉店も多い！成功するためには

エステ開業をしたあと、1年以内に閉業してしまう人の割合は60％にものぼるといわれています。誰でもできる職業であるがゆえに、あまりに安易な気持ちで開業してしまうと失敗につながってしまうことも多いです。

ここでは、エステ開業が失敗してしまうおもな理由をご紹介します。

【集客効率の悪い立地】

いくらこだわりの内装や高い技術を持っていても、アクセスの悪いエステサロンに何度も足を運んでくれるお客さんはそう多くはないでしょう。癒されるためにエステに行ったのに、そのお店への往復で疲労がたまってしまっては意味がありませんよね。

また、アクセスだけでなく、あなたのサロンのターゲットとなる客層がその地域にいるかというのも大切なポイントです。出店したい地域のカフェやスーパーなどを見に行ったり、競合店舗で実際にサービスを受けてみるなどして、エステ開業にいい立地であるのかを見極めましょう。

【事業計画を綿密に練っていない】

開業届を出せばその日からオーナーとなれるエステ開業ですが、気軽に開業できるからといって事業計画をおろそかにするのは避けたいところです。

開業資金には店舗を構えるための費用だけでなく、経営が軌道に乗るまでに必要な運転資金として、最低3ヶ月分ほどの資金を用意する必要があるでしょう。開業して数か月のうちは安定した集客が難しいため、赤字になることがほとんどだといいます。

エステを開業してしばらくは、「結果が出ない」「お客さんが来ない」ということもあるでしょう。開業半年後、1年後にはどのくらいのお客さんが来て、どのくらいの売り上げがあるのかということを開業前によく考えておくことが大切です。

また、目標売り上げに合わせて施術ベッドの数なども考える必要があります。一般的にベッド一台が売りあげることができる月当たりの売り上げは約100万円といわれています。自分の事業計画の通りに実現できそうな設備なのかをよく見直してみましょう。

これらのポイントをカバーするために必要なのは「集客」です。ほとんどのエステサロンが女性をターゲットとしていますが、女性はSNSを使いこなして情報を拡散する能力が高い傾向にあるといわれています。

この点を活用して、SNSアップを前提としたキャンペーンなどをおこなうとより効果的な集客が見込めるでしょう。

SNSは広告の中でも低費用で高効果の集客を見込めるツールです。開業前からお店の公式アカウントを作り、積極的に情報発信をすることでお客さんにお店の雰囲気やサービスへの思いなどをアピールしましょう。

あなたと一緒にオープンを心待ちにしてくれるお客さんを作ることで、順調なエステ開業の滑り出しをはかることができそうです。

オリジナリティをだすためには

何度も触れている通り、エステサロンは気軽に開業することができるぶん競争率も高い業種です。エステサロンには高級感や非日常感を求めて来店するお客さんも多いため、まずはそれを壊さないようにする必要があります。

たとえば自宅でアットホームなエステを開業する場合であっても、生活感のあるリビングなどがなるべくお客さんの目につかないようにするという配慮も必要でしょう。

また、リラックスして日常を忘れることができるようなインテリアを揃えるのもよいでしょう。サロン内で使用するBGMもインテリアに合わせて雰囲気を壊さないようにしましょう。

この雰囲気をしっかりとまとめあげるためには、その店独自のコンセプトをしっかりと考えておくことが大切です。

激しい競争に生き残り顧客を獲得するためには、ほかのエステサロンとは違う独自のコンセプトを打ち出し、そこからぶれないようにすることが大切です。あなたのお店のコンセプトをまず考えてから、それに合う内装やBGMを選びましょう。

まとめ

エステを開業するために特別な資格は必要ありません。しかし、気軽に始められるからといって事前の準備をおろそかにせず、綿密に計画を練り用意する必要があります。

競争の激しいエステ業界で生き残っていくためには、その店独自のコンセプトを生み出し、それにあった雰囲気づくりが重要です。

安定した集客ができるようになるには時間がかかるかもしれませんが、結果が出ないからとすぐにやめてしまうのではなく、SNSなどを使って集客を行い早く経営が軌道に乗るように工夫をしていくことが大切です。

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