最終更新日:2023年11月3日
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関東と関西では食文化に違いがみられ、関東では常識と思っていた食べ物が関西では知られていなかったり、またその逆もあったりします。
他にも、味の好みも違っていたりして、驚くことがあります。
関東出身の方が関西で飲食店を開業する場合、食文化の違いを知っておかないとその土地の好みから外れてしまい、失敗してしまいかねません。
そこで今回は、関東と関西の食文化の違いをまとめましたので、出身地と異なる場所で飲食店を開業予定の方はぜひ知っておいてください。
これはよく知られていることですが、関東と関西では出汁やつゆが違います。
何を使用して出汁をとるかに違いがあり、関東ではカツオなどの魚出汁がメインで、関西は昆布出汁がメインです。
なぜこのような違いが生まれたのかを解説します。
これには水質の違いが関係しており、関東はミネラル成分を多く含んだ硬水、関西はミネラル成分が少ない軟水となっています。
また、硬水はミネラル成分が多いため旨味成分の抽出に適しておらず、反対に、軟水は旨味成分がの抽出に最適です。
そして、魚出汁の場合はどちらの水でも味に大差はありませんが、昆布出汁は軟水に最適であることがわかっています。
このことから、関西では昆布出汁が主流となったと言われています。
他にも、味付けに違いがあり、関東は濃いめ、関西は薄めの傾向があります。
日清のカップ麺「どん兵衛」は全国流通しているので全て同じものが流通しているかと思いきや、地域によって違いがあるのをご存知でしょうか?
実は関東版と関西版があり、それぞれ味付けが違っています。
Amazonで「どん兵衛」を検索してみると、「日清 どん兵衛 きつねうどん(東) 」の「日清 どん兵衛きつねうどん(西) 」の2つがあることがわかります。
パッケージに違いはありませんが、側面に関東版は「(E)」、関西版は「W」と書かれています。
「E」=「East(東)」、「W」=「West(西)」ということですね。
気になる方は食べ比べてみてください。
さらに、ネギにも関東と関西で違いがあります。
関東は白ネギ、関西は青ネギが一般的です。
どうしてこの差が生まれたのかというと、関西よりも北に位置する関東では、寒さに強い白ネギが主流になっているからです。
言われないと気づかない差ですが、ネギ好きの方は多いので、結構大事な違いといえます。
すき焼きの作り方にも関東と関西で違いがあります。
最も大きな違いは、「割り下」を使うかどうかです。
関東では「割り下」を使って早い段階で味を決めてしまいすが、関西では「割り下」を使わずに醤油、砂糖などを使って味を調整していきます。
関西では野菜で水分が多く出たら醤油を足したり、醤油が多くて辛かったら砂糖を足したり、食べながら味を調整するのが一般的です。
関東の人に「カップ焼きそばといえば?」と質問すれば、たいていの方は「ペヤング」と答えるかと思います。
しかし、関西では「UFO」が主流で、「ペヤング」を知らない方もいるぐらいです。
「Jタウンネット」の調査によると、関東や信州は「ペヤング」は、関西をはじめ西日本は「UFO」が定番となっているという結果がでました。
北海道は「やきそば弁当」というまた違った勢力構図になっていますが、東と西でカップ焼きそばの定番が違っています。
参考:都道府県別「好きなカップ焼きそば」調査結果! ペヤングとUFOの境界線は?
関東ではちくわぶは一般的に知られていますが、実は関西ではほとんど知られていません。
ちくわぶは小麦粉をこねて茹でた麩で、関東地方でのみ食されています。
以上のように、生活地域によって、味の好みはかなり変わってきます。
飲食店の出店を考えている場合には、事前に調査しておくことをおすすめします。
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