最終更新日:2023年11月10日
続々独立開業中!独立開業をした方々に人気のフランチャイズ本部ベスト10を公開中。
いま注目の急成長ビジネスがひと目でわかります。
本屋さんの、静かな雰囲気や紙とインクのにおいがなんとも言えず好きという人は、本屋さんに向いているかもしれません。大好きな本屋さんを、自分で開業してみたいとは思いませんか?しかし最近では、電子書籍などの影響で紙の本は売れなくなっていると言われています。
そんな時代に、本屋の開業をおすすめすることにはちゃんと理由があります。実は、本屋さんの経営に向いているという形態があるのです。それは、「フランチャイズ」です。これからの時代に本屋さんが生き残っていく手段として、フランチャイズはうってつけなのです。
このコラムでは、本屋業界の現状や開業、運営のためのポイントも合わせて解説していきたいと思います。
本屋の開業にかかる費用は、1坪当たり80万円~100万円、総額およそ3,000万円~5,000万円というのが相場のようです。費用の内訳は以下の通りです。
この費用は、物件の立地条件や規模によってかなり変動があります。本屋において、立地やお店の規模は運営を左右する非常に重要な要素ですので、最初の段階でよく確認しておきましょう。
<h4・什器備品費>
本の陳列棚やレジ、カウンターなどの費用です。
照明や空調設備などの工事費用です。
書籍や雑誌などの商品の仕入れ費用。出版物の販売には「再販制度」というものがあります。お店が新品の本を勝手に値引きして販売してはいけない、という制度です。そのかわり、売れ残ってしまった本は出版社に返品することができます。つまり在庫を抱える心配がないのです。この点は、経営者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
規模の大きなお店であれば、それなりの人数のスタッフが必要です。お店の面積、10~15坪につきひとりを配置するというのが一般的な考え方です。お客さんの質問などに答えられるよう、本の分類などについても教育しておかなければなりません。
看板、チラシなどの広告費用です。とくに新規開店時には積極的に広告を打ち出さなければ、お客さんはなかなか足を運んでくれません。
本屋に限らず個人事業を開業する場合には、税務署に「開業届」を提出します。そのほか、基本的には本屋だからといって特別な資格や免許、届け出などはありません。
ただし、古本を扱う場合には「古物商取引」の許可申請を警察署に提出する必要があります。
古本屋の開業は新書の本屋に比べて資金が少なく済み、商品が安いことから利用してくれるお客さんも多いのでおすすめです。仕入れる本のジャンルを絞り込んで専門性を出したり、絶版本などを揃えて他の本屋との差別化を図りやすいというメリットもあります。
個人で古本屋を開業する場合には、仕入れる本と価格を適切に判断するための豊富な商品知識が必要になってきます。また、新品ではないので出版社に返品することもできません。そのため、不良在庫を抱えてしまう可能性もあります。古本屋は仕入れ値も売り値も自分で決められるという点もあり、商売っ気の多い事業だと言えるでしょう。
また、図書券や図書カードを利用できるようにするには、これらを販売している日本図書普及株式会社に加盟する必要があります。従業員を雇う場合には、各種保険の申請も必要な場合がありますので、開業前によく確認しておきましょう。
では、実際に本屋を運営していくにあたって、どのようなことに注目していけばいいのでしょうか。本屋を開業し、成功させるためのポイントについて見ていきましょう。
本というものは、人によって好まれるものがまるで違います。お店のある場所の周りにどんな人が多く済んでいるのかよくリサーチしておき、それに基づいて置く本のジャンルを調整します。
お店がオフィス街にあれば、ビジネスマンが仕事帰りにビジネス系のハウツー本や、パソコン関連の本を買いに来ることが多いと予想できます。お店がもしも住宅街にあれば、子供連れの家族が絵本を買いにきたり、学生が参考書を買いに来るでしょう。
このように、お店の狙うべきターゲットを絞りそれに応じた商品を並べることで、より多くのお客さんに来店してもらうことができるのです。
美容院や喫茶店に雑誌が置いてあるのをよく見かけますね。待ち時間があったり、時間をつぶすための場所には雑誌や本があるとつい読んでしまいます。
実はこういったところに置いてある本は、その地域の本屋さんがそのお店へ営業をかけて置いてもらっていることが多いのです。毎月同じ雑誌を継続して購入してもらう契約を結ぶことができれば、安定した収入を得ることができますね。
最近は本屋の横にカフェを併設したブックカフェや、本の他にかわいい雑貨を取り揃えたお店など、本以外の商品やサービスを取り入れた本屋がたくさん見られるようになりました。このように、何か別のものを付け加えることで今までになかった新しいものを生み出し、それを個性として売り出すのです。
そこへいけば他にはない楽しい体験ができると感じたお客さんが、きっとたくさん集まってくれるでしょう。これもやはり、その地域の客層をリサーチして、どんなお店があったら喜ばれるかをよく考えなければなりませんね。
ここまでは本屋を開業するのに必要なことをお話してきましたが、本屋という事業にはそもそも将来性があるのでしょうか。本屋の現状と未来の展望について、少し考えてみたいと思います。
率直に言って、昨今の出版業界は厳しい現状にあると言わざるを得ません。「活字離れ」という言葉がよく聞かれるようになりましたが、とくに書籍を買って読む、という行動は少なくなっているようです。ネット通販や電子書籍が普及している影響も拍車をかけ、全国の書店の数は年々減っていると言われています。
そんな中、最近アメリカでは実店舗の書店が復活してきていると言います。それは、生き残るためのあらゆる努力をしているからです。これから本屋が淘汰されずに生き残っていくためには、どのような対策や戦略があるのか、少し例をご紹介します。
たとえば著作者のサイン会を開催したり、お店オリジナルのしおりやブックカバーなどをつくったりするなど、リアルの店舗ならではのイベントを開催して集客を図ります。キッズスペースをつくって絵本の読み聞かせ会を開くのもいいでしょう。
お店のポイントカードをつくって、支払金額などに応じてポイントがたまるようにする方法です。たまったポイントは割引クーポンとして使えるようにすれば、お客さんが再来店する理由になります。また、「どうせ買うならここで買おう」という思考にもつながるでしょう。
フランチャイズ展開をしている書店はたくさんあります。フランチャイズは複数の店舗を同時に運営しているので、お客さんのデータをたくさん集め、最近の人気や売れ筋を的確に把握できます。複数店舗で同時にキャンペーンを開催したり、本部がまとめて大規模な宣伝をしてくれるといったメリットもあります。
出版業界や書店の置かれている環境は大変厳しく、本屋を開業することは難しくなっている時代なのは事実です。しかし本屋は、日本にとって重要な文化を担う本を扱う、絶対に世の中からなくなってはならない仕事です。だからこそ、これから本屋を開業しようとする人は何か決定的な戦略を考えておかなければなりません。
フランチャイズに加盟すれば、いくつもの店舗を経営してた経験とデータによって培ったノウハウを教えてもらうことができます。厳しい業界に挑む経営者を、フランチャイズは堅実に、力強くサポートしてくれるのです。
本屋は新品なら販売価格が決まっていて、返品もできて在庫を抱える心配がありません。そのためオーナーにとっては負担が少なく、その意味ではフランチャイズ展開に向いている業種と言えます。これからフランチャイズの本屋はますます増えていくでしょう。
これから本屋を始めるのなら、フランチャイズに加盟する方が将来生き残っていける確率は高くなるかもしれませんね。
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