最終更新日:2023年11月10日
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飲食店を経営するときには、さまざまなリスクが伴います。そのリスクに直面したときに助けてくれるのが保険です。この保険には、どんな種類のものがあってどのような対応をしてくれるのでしょうか。
飲食店の保険には、火災保険や生産物賠償責任保険、施設賠償責任保険などさまざまあります。このコラムでは、それぞれの保険がどんな対応をしてくれるのかを解説しています。これから開業を考えている方で、どんな保険に加入したらいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
飲食店を経営するときには、さまざまなリスクがともないます。ここでは、飲食店経営にともなうリスクにはどのようなものがあるのかを解説していきます。
飲食店でまず気を付けなければならないのは、食中毒です。検査の結果、店が食中毒を起こしたということになると、食中毒にかかってしまったお客様に対して賠償をしなければなりません。また、その場合は保健所から営業の停止を宣告されてしまいます。
従業員の不注意などが原因で、お客様にやけどなどのケガをさせてしまう場合も注意が必要です。そのようなことが発生したときには、食中毒と同じようにお客様に対して賠償する責任が生じてしまいます。
火災や台風などの自然災害による被害も大きなリスクです。飲食店では火を扱うので、火災のリスクはとても高くなります。火災に関しては、自店舗ではなく隣接する店舗からの飛び火というリスクもあります。また、台風などの水害が起こればインテリアや設備に損害が出ることもあるでしょう。
このように、飲食店を経営するうえではさまざまなリスクを伴うので注意が必要です。では、そのリスクに直面したとき、どうすればいいのでしょうか。そのとき重要になるのが保険です。飲食店の保険にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
飲食店を経営していく際には、さまざまなリスクがあることがおわかりいただけたかと思います。ここでは、飲食店の保険にはどんな種類があって、どんな役割があるのかをみていきましょう。
生産物賠償責任保険は通称PL保険といいます。PL保険は飲食店を経営していくうえで必須の保険です。飲食店では食中毒のリスクを伴いますよね。先ほども説明したように、食中毒を発生させてしまったときには、お客様への損害賠償が発生してしまいます。PL保険は、お客様の治療費や慰謝料、調査費用や訴訟関連費用まで補償してくれるのです。ただし、店舗に重大な過失があったときには補償してくれないこともあるので注意してください。
施設賠償責任保険はお客様に対して、従業員の過失などでケガをさせてしまったときに補償してくれる保険です。ケガの治療費や賠償金だけではなく、衣類のクリーニングにも対応しています。また、PL保険でも説明した訴訟関連費用も補償してくれます。
火災保険は店舗の火災被害にあったときに補償してくれる保険です。火災保険という名前ですが、火災だけではなく、台風や洪水といった自然災害にも対応しています。火災保険は、補償額などがさまざまなので、補償内容をしっかり確認して加入しましょう。
労災保険は、お店で従業員を雇用するときに加入が義務付けられています。この保険は、万が一従業員が仕事中にケガをしたとき、治療費を全額負担してくれます。また、通勤時の事故なども補償してくれるのです。
店舗休業保険は店舗が火災などの被害で休業を余儀なくされたとき、収入がなくならないように補償してくれます。この保険は、火災、水害、インフラ関連の影響で休業になったときのみ対応しています。ただし食中毒の場合などには対応していないので注意してください。
借家人賠償責任保険は、店舗が大家さんに対して損害賠償責任が発生したときに補償してくれる保険です。火災で店舗がなくなってしまったときなどが対象になります。しかし、借家人賠償責任保険は単独の保険ではありません。火災保険の特約としての加入になるので注意してください。
飲食店を開業して、いざ保険に加入しようとしたときに注意しなければならないことがあります。保険に加入したら、保険料が発生します。保険に加入したものの保険料が高くて経営を圧迫してしまう危険性もあるのです。そこで、飲食店の保険に加入するときのポイントを解説していきます。
保険料の支払金額はどうやって決めたらいいのでしょうか。保険料の金額は、店舗の売上と保険の補償額から決めるようにしましょう。保険料はだいたい、売上の0.3%程度が目安だといわれています。この金額であれば経営を圧迫することもないと思われますので目安にしてください。
飲食店を開業するとき、不動産屋さんと店舗の契約を結ぶことになります。その際に、保険の加入をすすめられることもあるでしょう。不動産屋さんで保険に加入したあとに、違う保険に加入する人もいるようです。その場合、仮に店舗が火災になったときは両社からではなく一方の保険会社からしか保険はおりません。
そのため、保険に加入するときは事前にどこで加入するかを決めておいて、二重加入やかけ漏れがないように注意しておきましょう。
ここまで、さまざまな飲食店の保険についてみてきました。個別での保険選びは多くの種類があって迷ってしまいますよね。そんな方におすすめなのが店舗総合保険です。この保険は、ここまで説明してきた保険がセットになっており、各保険会社で取り扱いをおこなっている保険商品です。ただし、商品名は各保険会社で違うので注意してください。
この保険はどのようなリスクに対応しているのでしょうか。
・火災・台風など
・店舗休業損害
・店舗商品損害
・水回りの損害
・電気や機器などの偶発的事故
・建物外からの車の衝突などの損害
・盗難被害
このようにさまざまなリスクに対応しているのが店舗総合保険です。ただし、店舗総合保険は、保険会社によって補償の内容などさまざまです。そのため、各保険会社の補償内容がどんなものなのか確認して、ご自身にあったものを選択するようにしてください。
飲食店の保険について解説してきましたが、保険にはたくさんの種類がありますよね。そのため、どのような保険を選んだらよいのか悩む方も多いはずです。
そんなときは、保険会社のプロに相談して、補償額がいくらくらいで、保険料がどの程度必要なのかを確認して最適な保険選びをするようにしましょう。また、保険選びで迷ったときのもうひとつの方法がフランチャイズ開業です。
フランチャイズでは、加盟金を支払うことでフランチャイズ本部の企業名や経営ノウハウを提供してもらえます。また、開業前から開業後までさまざまな面でフォローをしてくれます。当然、開業するときに悩んでしまう保険に関しても相談に乗ってくれます。だからこそ、未経験の方でも安心して開業することができるのです。
これから開業を考えている方でさまざまな問題が不安に思う方は、フランチャイズで開業することをおすすめします。
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