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調理師免許は必須ではなかった!飲食店開業の際の資格はなにが必要?

最終更新日:2023年11月10日

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調理師免許は必須ではなかった!飲食店開業の際の資格はなにが必要?

飲食店の開業には、必要な資格も免許があります。そう聞くと皆さんは「調理師免許」を想像するのではないでしょうか?実はこの調理師免許、必須資格ではないのです。では、飲食店開業の必須資格や必須の申請にはどのようなものがあるのでしょうか。

絶対に必要な資格、あったほうがいい資格、場合によっては必要な資格、いろいろな種類があります。ここでは、そんなそれぞれの資格をご紹介していこうと思います。

1.調理師免許は必須じゃない!飲食店の開業において必須の資格はひとつ!

導入でもお話ししましたが、飲食店開業の為の資格と聞いてイメージするのはやはり「調理師免許」ですよね。しかし、実は調理師免許は絶対に必要というわけではないのです。

飲食店開業の為の資格として必須となるのは、「食品衛生責任者」という資格です。「食品衛生責任者」という資格を持っていれば、食品の衛生面を管理できるということを証明できます。飲食店を開業するときには、この「食品衛生責任者」の資格をもっている人がひとりはいなければいけません。

「食品衛生責任者」は、1日程度の講習を受けることで取得できます。ちなみに、調理師免許を持っている人は「食品衛生責任者」の資格を取得しなくても大丈夫になります。

お店の大きさによっては、「防火管理者」という資格も必要になる場合があります。これはお店の収容人数が30人以上の場合に必要ですので、開店前にはお店の規模を確認しておいてください。また、こちらの資格も講習があるので、まだ取得していない方は講習を必ず受けておくようにしましょう。

調理師免許は必須じゃない!飲食店の開業において必須の資格はひとつ!

2.開業前の許可・申請は「必須の物」と「営業形態によって必要なもの」がある!

飲食店の開業には資格や免許の取得のほかにも、さまざまな申請書類を各省庁に提出する必要があります。これにも必須のものと、そうでないものがありますので、ここで確認していきましょう。

①保健所へ提出する書類

・食品営業許可申請
まず、これは必須です。飲食店を営業するにあたって、必ず提出しなければなりません。

その他、条件によって必要になってくる届出には以下のようなものがあります。

②消防署へ提出する書類

・防火管理者選任届(収容人数30人以上の店舗の場合)
・防火対象設備使用開始届(新築や増築をした店舗の場合)
・火を使用する設備等の設置届(火を使う設備がある場合)

③警察署へ提出する書類

・深夜における酒類提供飲食営業開始届出書(深夜12時以降に酒類を提供する場合)

<h4④税務署へ提出する書類>

・個人事業の開廃業等届出書(個人事業主の場合)

その他、従業員を雇う場合には各種保険の加入手続きなども必要になってきます。開業前によく確認しておきましょう。

3.食品によっては必須の資格も!飲食関係のさまざまな資格

また、同じ飲食店でも業種や扱う食品によって、それぞれに特化した資格が別途必要になる場合があります。

必須のものとして有名なのはフグを調理、提供するのに必要な「フグ調理師」ですね。また、生牡蠣(かき)を提供するには必ず、「生食用かき取扱届」を保健所に提出します。

他にも、生肉を提供するには「生食用食肉取扱施設及び認定生食用食肉取扱者届」を保健所に提出しなければいけません。

このように危険で人に害を及ぼす可能性のある食材を扱うのには、特別な資格が必要になってきますので、自分のお店で特別な資格の必要な食材を扱おうとしていないか、確認しておきましょう。

必須でないものとしては、お菓子をつくる国家資格「製菓衛生士」やパンづくりの国家資格「パン製造技能士」などがあります。しかし、いずれもそれがなければケーキ屋さんやパン屋さんができないというわけではありません。必須ではありませんが、これらの資格を持っていればその道のエキスパートということの証明になります。お店を運営する上で、きっと役に立つことでしょう。

飲食店開業の為の資格には最低限必要なものだけでなく、それぞれの業種で役に立つ、細分化された資格がいろいろとあるということです。自分がやりたいお店の特徴をよく考えて、必要な資格や取っておいた方が有利な資格などを見極めていく必要があるでしょう。

食品によっては必須の資格も!飲食関係のさまざまな資格

4.飲食店経営自体に高い技術は必要ない!

最低限必要な飲食店開業の為の資格は「食品衛生責任者」のみだということはもうおわかりいただけたと思います。要するに、特別な知識や技術を持っていなくても「食品衛生責任者」さえあれば今すぐにでも開業できる、ということです。

飲食店を開業して自分の店を持つということは、決して夢物語ではありません。ただ夢に見ているだけでなく、それを具体的にイメージして、行動して、形にしていくことが大事です。

「そうはいっても、経営のノウハウなんてわからないし、やっていけるか自信がない」という不安もあることでしょう。そんなときには、フランチャイズを利用するという手もあります。

フランチャイズを利用する最大の利点は、数々の店舗を経営して蓄積したノウハウを教えてもらえるということです。また、経営や店舗運営についての研修を受けられるところもあります。

経営に不安のある方は、フランチャイズについて一度調べてみるといいかもしれませんね。

飲食店開業の為の資格はひとつ、「食品衛生責任者」だけでした。しかし、必須ではなくても持っていればその業種において、より有利になる資格や免許もあります。さまざまな資格を知って、自分に必要な資格を見極めましょう。

飲食店の開業には、資格取得以外にも市場調査や事業計画など、必要な準備がたくさんあります。フランチャイズを利用すれば、このような作業も手伝ってくれたり、計画の仕方を教えてくれます。実店舗や研修用の施設で運営のシミュレーションを行い、実践的な知識と技術を学べるところもあります。

さらに、開業後にも売り上げや集客についてのアドバイスをくれたりしますので、非常に安心です。これから飲食店の開業を目指す人にとって、フランチャイズは強い味方になってくれるでしょう。

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