最終更新日:2023年11月10日
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「マーケティングリサーチ」という言葉をご存知ですか?事業をはじめることを考えている人なら、聞いたことがあるかもしれません。なんだかむずかしそうなイメージがありますが、実際のところどんな意味があって、どんな効果があるのでしょうか。
この記事では、マーケティングリサーチの意味と種類、手順とポイントをまとめました。それでは解説していきます。
「マーケティングリサーチ」とは、商品やサービスについて消費者がどのように感じているかを分析して、より売れる商品を作るためにはどうすればいいかを導き出す手法のことです。
中でもアンケートが一番イメージしやすいかと思います。消費者にアンケートを取って意見を聞き、それをふまえて販売戦略を作ったり、商品開発を行うわけですね。
マーケティングリサーチを行うことで、消費者は自分の意見を企業に届け、よりよい商品を手に入れることができます。一方企業側も、消費者のニーズを的確に把握することでより売れる商品を作り、利益を上げることができるのです。
ターゲットのニーズを把握することは企業にとってもっとも重要な課題でもあります。ニーズの把握に有用なマーケティングリサーチはあらゆる企業に必要で、とても効果的な手法なのです。
マーケティングリサーチは、大きく「定量調査」と「定性調査」のふたつにわけることができます。それぞれ説明しましょう。
定量調査のもっとも代表的な手法は、アンケート調査です。たくさんの人に質問をして、「はい」か「いいえ」、あるいは「1~5」で答えてもらい、それを集計します。ひとりひとりの好みや、それを選んだ理由などは一旦無視して、全体の平均的な傾向を明確に数値化することができる手法です。
定量調査で数値化できないような個人の感想、価値観などに注目するのが定性調査です。アンケートなら自由な回答欄を作ったり、選択肢を付ける場合でもより心理を深堀する質問を設けましょう。消費者に1対1でインタビューするのも効果的です。
それ以外にも、最近新しく登場した調査方法がたくさんあります。
人間の視線を調べる装置で消費者が無意識に見ているものを調べる「アイトラッキング」。
特殊な装置で脳波を計測して、消費者が無意識で言葉にできないような心理を探る「ニューロリサーチ」。
WEBサイトにアクセスした人が他のどのサイトから来たか、サイトをどれくらいの時間見ていたか、サイト内をどのように移動したかなどを分析する「アクセス解析」。
このようにマーケティングリサーチにはさまざまな手法があり、常に進化を続けているのです。
次に、マーケティングリサーチでデータを集める方法をいくつかご紹介しましょう。
先ほどからお話している通り、アンケートはもっとも有名な方法といえます。いくつかの質問を書いた用紙に記入してもらい、情報を集めます。用紙を直接渡す場合もあれば、郵送したり、インターネット上で回答してもらうこともあります。
同じ対象者に対して、継続的にアンケートに答えてもらうという手法です。商品の評価や、ニーズの変化などを時系列に照らし合わせて把握することが可能です。
対象者の自宅を訪問して、アンケートに答えてもらう手法です。
試用品を一定期間使ってもらって、その商品を使った感想などのアンケートを実施します。より日常生活に近い、リアルな結果を得ることができます。
複数の消費者を集めて座談会のような形で、司会者が質問をしていく形式です。複数の人が意見を交わすことで、潜在的なニーズが表に現れることもあるでしょう。
マーケティングリサーチでは「何を知りたいのか」によって、適切な手法が変わってくるでしょう。それぞれの特徴を理解し、ときには上手に組み合わせて、有益な情報を集めましょう。
では、具体的なマーケティングリサーチの流れを説明していきます。
まずは課題を整理し、マーケティングリサーチを行う目的を明確にします。たとえばある商品があまり売れていないのであれば、その原因を考えて、「この商品は30代女性には売れているが、30代男性には売れていない」などと仮説を立てましょう。
仮設ができたら、それを検証するためにどのような調査方法が適しているかを考えます。「誰に」「何を」聞くべきかを決めていきます。それがはっきりすれば、おのずと「どうやって」調べるかが導き出されます。調査対象者はできるだけ詳細に絞り込んだ方が、調査で得られる情報の精度も上がります。
あまり質問が多すぎると対象者はうんざりしてしまいますので、最低限に厳選した質問を作りましょう。関連する質問はまとめるなど、質問は答えやすいような順番に並べるのも大切です。
調査結果が集まったら、その情報を集計します。集計の方法にはそれぞれの回答を合計して割合を出す「単純集計」と、性別や年齢などの項目ごとにわけて集計する「クロス集計」があります。クロス集計の方が年齢や性別による結果の差が分かりますので、後々の分析に役立つ方法といえます。
調査によって得られた結果が、先に立てた仮説を裏付けるものになるかどうか検証しましょう。終了後は、調査の反省や振り返りも忘れないようにしましょう。
事業を開業する前にマーケティングリサーチをしたいという人もいると思いますが、個人でそれほど大規模なアンケートを実施するのはなかなかむずかしいですよね。そんな場合には、フランチャイズがおすすめです。
フランチャイズに加盟して開業すれば、開業前のフランチャイズ本部がマーケティングリサーチを実施して、適切な立地条件や出店計画を提示してくれる場合もあります。フランチャイズはいくつもの店舗を出店して成功させてきた、マーケティングリサーチのプロといってもいいでしょう。
このようなサポートは、はじめて開業する人にとってとても頼りがいのある存在です。もしフランチャイズでの開業に興味を持ち、検討された方はこのようなサポートも積極的に利用しましょう。
ただし、そのようなサポートがある場合でも、完全に本部に頼りっきりになるのはよくありません。経営者はあくまで自分自身ですから、本部のサポートを受けながら、自分でも調査をしていく姿勢が大切ですね。
マーケティングリサーチは消費者の心理や動向を把握して、より求められる商品を消費者に届けるための手法です。綿密な調査をすることで、売り手にとっても買い手にとっても、うれしい商品を生み出すことができるのです。
マーケティングリサーチにはいくつもの手法があり、調査対象や何を知りたいのかによってそれぞれを上手に使い分けたり、組み合わせたりする必要があります。また、調査をはじめる前に目的を明確にして、仮説を立てることでより調査の精度を高め、調査結果を活用できるようになるのです。
フランチャイズに加盟すれば、マーケティングリサーチに詳しい本部の担当者がサポートをしてくれるでしょう。もしもはじめての開業で、うまくやっていけるかどうか不安な方は、フランチャイズを利用するのが安心ですね。
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