ネットショップのコンバージョン率改善のためにできる5個の施策

最終更新日：2023年11月3日

• 対策（1）カゴ落ち対策
• 対策（2）検索キーワードの見直し
• 対策（3）モバイル対応する
• 対策（4）ユーザー視点でレイアウト・デザインを考える
• 対策（5）ボタンの文言を変える

ネットショップの売上を伸ばすにはコンバージョン率の改善が必要です。
「ある程度アクセスはあるのに売上が伸びない…」と悩んでいるショップオーナーのために、コンバージョン率改善のためにできる対策を5つご紹介します。
コンバージョン率が低いとうことは何かしらの問題があるということなので、サイトを客観的に評価し、コンバージョン率を下げている要因を突き止めましょう。

対策（1）カゴ落ち対策

カゴ落ちとは、カートに商品を入れたものの、決済まで至らず途中で買い物をやめてしまうことです。
売上のチャンスを逃してしまうのはもったいないので、コンバージョン率改善のためにはカゴ落ち対策をしておくべきです。

カゴ落ちの原因はユーザー側の事情ではなく、ネットショプ側にあることが多いです。
入力項目が多い、正しく入力しているはずなのにエラーが出る（エラー個所がわかりにくい）、ページ遷移が遅い、セキュリティに不安があるなどがカゴ落ちの原因として挙げられます。

カゴ落ち対策は別記事で詳しく解説していますので、こちらの記事を参考にしていただければと思います。

参照：ECサイトの売上を伸ばすために最低限しておくべきカゴ落ち対策5個

対策（2）検索キーワードの見直し

多くのユーザーは検索エンジン経由でサイトに辿り着きます。
コンバージョン率を高めるには、検索キーワードと商品をマッチさせる必要があります。
どの検索キーワードでサイトを訪れたユーザーの購入率が高いかリサーチし、アクセスがある割には購入率が低いキーワードがあればそれは商品とマッチしていない可能性が大きいです。

リスティング広告を出稿する際、キーワード選定は非常に重要で、ユーザーのニーズと商品の特長がマッチした検索キーワードであることが望ましいです。
アクセスを重視する場合は別ですが、コンバージョン率を改善するためにはユーザーのニーズと検索キーワードをマッチさせなければなりません。

対策（3）モバイル対応する

スマートフォンやタブレットが爆発的に普及している現在、モバイルからネットショッピングをするユーザーが増えています。
モバイル対応をしていなくてもサイトの閲覧はできますが、PCサイズに作ってあるのでユーザーから見難く使いにくいサイトと判断されてしまいます。
PCサイトをモバイル端末で閲覧すると、商品リンクや購入ボタンが小さくてわかりにくく、ユーザーが購入を諦めてしまうという致命的なデメリットがあります。

Googleはモバイル対応を推奨する検索アルゴリズムを採用していますので、SEO的にもモバイル対応は今や必須です。
モバイル対応をしていないネットショップは、早急に対応する必要があります。

対策（4）ユーザー視点でレイアウト・デザインを考える

レイアウト・デザインもコンバージョン率が低い原因のひとつです。
たとえば購入ボタンが小さくてわかりづらかったり、デザインが邪魔して商品情報が見づらかったり、ユーザーにとって不親切なサイトはコンバージョン率が下がってしまいます。

モバイルサイトの場合、PCサイトと違ってマウスオーバーができないため、リンクやボタンがわかりにくいという欠点があります。
その欠点をカバーするには、色やサイズでリンク・ボタンであることをユーザーに伝える工夫が必要です。
ユーザー視点になってサイトを見てみれば、自ずとサイトの欠点が見えてくるでしょう。

対策（5）ボタンの文言を変える

とある海外のネットショップが「新規登録」ボタンを「次へ」に変えたところ、購入率が45%もアップし、年間で300億円ものの売り上げアップにつながった、という話があります。
おそらくかなり規模が大きいネットショップだと思いますし、ショップの特性によっても改善率は変わると思いますが、非常に興味深い話題です。

「新規登録」のボタンは「宣伝メールが届くのではないか」という不安があり、購入をためらわせる原因となります。
シンプルに「次へ」に文言を変えたことで、このネットショップでは劇的な効果が得られたとのことです。
対策（4）で解説した「ユーザー視点で考える」ことにも関係することですが、ユーザーの心理を考えてボタンの文言を変えてみてはいかがでしょう。

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