最終更新日:2023年11月10日
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お好み焼きといえばとてもなじみ深い庶民的な家庭料理といったイメージですが、外で食べる本格的なお好み焼きもおいしいですよね。みんなで鉄板を囲みながら好きな食材を入れて焼いたり、お店の人が豪快に焼いてくれるのを見るのもなんだかウキウキします。
そんな人々に愛されるお好み焼きですが、商売という観点ではその他の飲食店と比較してどのような特徴があるのでしょう。メリット、デメリット、開業資金や経営戦略など、気になることはたくさんあります。
これからお好み焼き屋を開業したいと考えている人はぜひ、このコラムを参考にしてみてください。
お好み焼き屋を開業するときにかかる費用としては、物件取得費、内外装工事費、厨房設備などの購入費などを含めて、約400万円~700万円程度が相場のようです。しかしこの費用はあくまで目安で、物件ややりたいことに応じて大きく上下します。中でも物件取得費は、その物件の立地条件や物件の状態によってかなり変動するので注意しましょう。
お好み焼き屋特有の費用としては、お好み焼きを焼くのに使う鉄板の費用があります。一般に鉄板は分厚いほど保温性が高く、弱火でじっくり焼くことで美味しく焼けると言われています。鉄板はお好み焼き屋にとって一番大事な商売道具ですので、ここは妥協せずにいい物を買いましょう。
もうひとつは排気設備です。各テーブルでお客さんがお好み焼きを焼いた場合、店内にはすぐに煙が充満してしまいます。お店のテーブル数などを考慮して、適切な量の排気設備を設置するようにしましょう。
このように、飲食店の中でもお好み焼き屋は設備投資が高くつく傾向にあります。この費用を抑える方法として、「居抜き物件」を探すという手段があります。居抜き物件とは、前のテナントが使っていた設備がそのまま残っているような物件のことです。
前のテナントがお好み焼き屋だった居抜き物件を見つけ、その設備をそのまま使うようにすれば、初期費用をかなり抑えることができます。居抜き物件を使う場合は、残された設備がきちんと使える状態かどうか、よく確認するようにしましょう。
お好み焼き屋を開業するのに必須なのは、「食品衛生責任者」という資格のみです。この資格は、保健所で1日程度の講習を受けることで取得できます。ちなみに「調理師」免許を持っていると、食品衛生責任者の取得講習は免除になります。
そのほか、お店の収容人数が30人以上のときには「防火管理者」という資格が必要です。こちらの資格は、消防署で3~4日間の講習を受けることで取得できます。
また資格とは別に、必要になる場合のある届け出もいくつかあります。
・個人が事業を始めるときには税務署に「開業届」を提出します。
・飲食店を営業するには保健所に「食品営業許可」を申請しなければなりません。
・新しい建物を使う場合には「放火対象物使用開始届」、火を使用する設備を使う場合には「火を使用する設備等の設置届」を消防署に申請します。
・従業員を雇う場合、社会保険や雇用保険などの手続きも必要になります。
お好み焼き屋に限った話ではありませんが、飲食店を開業するには以上のような必要資格や手続きがあります。よく確認して、もれなく済ませておくようにしましょう。
お好み焼き屋を開業して、成功させるにはどのような工夫や戦略が必要でしょうか。お好み焼きという業種の特徴を考えてみましょう。
お好み焼きは老若男女、食事としてもおやつとしても食べられる、非常にターゲットの広い商品です。小麦粉など、比較的安価な原材料を使うため利益率が高く、商売としては成り立ちやすいと言えます。
ただし当然ながら、お好み焼き屋ならなんでもいいというわけにはいきません。出店したい場所の客層などをよくリサーチして、お店の雰囲気づくりやメニュー開発をしていかなければいけません。
鉄板の油がはねてテーブルやイスなどがべたついていたり、煙のにおいが充満しているようなお店には、女性は入りづらいと感じるでしょう。ターゲットに合わせたお店作りは非常に大切です。
経営の工夫の例としては、テイクアウト販売などがあります。テイクアウトにすれば、買い物帰りの主婦や部活帰りの学生が買っていってくれるかもしれません。
お好み焼きだけでなく、居酒屋のようなサイドメニューやアルコールメニューが充実していれば、仕事帰りのビジネスマンが寄っていってくれるでしょう。鉄板で焼くときのパフォーマンスなども工夫すれば、きっとお客さんに楽しんでもらえるのではないでしょうか。
このように、お客さんを捉え、集客するためには工夫と努力が必要です。自分のお店は誰に来て欲しいお店なのか、何を売り込みたいお店なのか、それを明確にして、お店やメニューを構築していくのです。
お好み焼きには関西風、広島風、東京風などの種類があります。関西風の場合はテーブルに鉄板が設置してあって、お客さんが自分で焼く、というスタイルが特徴的です。この場合、お店側はある程度仕込んである食材をテーブルまで持っていけばいいだけなので、運営は楽ですし、人件費の節約にもなります。
一方で、お客さんがそれぞれ自分で焼くのにはどうしても時間がかかり、滞在時間が長くなるというデメリットもあります。会社勤めの人がお昼休みにいくには、少しハードルが高いですね。
お好み焼きは原材料費が安いというお話をしましたが、その分売値も安いので結局単価が低いという面もあります。これを解消するには、お客さんの回転を良くして販売数を伸ばすしかありません。厨房で焼いて完成した状態をお客さんに届ける方が、回転率はよくなります。
このスタイルの場合、そのお店独自のアレンジを加えたオリジナルメニューをつくりやすいということもあります。もんじゃ焼きやたこ焼き、ステーキなどお好み焼き以外のバリエーションもあれば、それだけいろいろな客層のターゲットを取り込むことができます。
また、お好み焼き屋に限らず新規開店したお店の場合、最初は集客に苦戦することが多いでしょう。新しくできたまったく知らないお店には、皆さんもなんとなく入りづらいですよね。しかし大々的に宣伝広告を打ち出すには、それだけ多額の費用がかかってしまいます。
集客を伸ばしたいなら、フランチャイズに加盟するというのも手段のひとつです。フランチャイズなら、すでにたくさんある有名なお店の看板を使うことができます。見知った名前のお店であれば、お客さんも安心して入ってきてくれるでしょう。集客面を充実させるなら、お好み焼き屋を開業はフランチャイズがおすすめです。
前章では、フランチャイズに加盟することが集客に有利だとお話ししました。やはり集客において、フランチャイズのブランド力は魅力ですね。それ以外にも、フランチャイズにはいろいろとメリットがあります。ここでいくつがご紹介しましょう。
フランチャイズを展開している企業では、フランチャイズの店舗の他、本部直営の店舗も運営していることが多いです。フランチャイズに加盟する際は、最初はその直営店で社員やパートとして働いて、十分な知識や技術を身に付けた後で自分の店舗を持つ、というパターンが多いようです。自分で開業する前に、給料をもらいながら仕事を教えてもらえるというのはうれしいですね。
お好み焼き屋を開業するにあたって、お店を出したい地域の市場調査や物件探しなどのアドバイスをしてくれます。初めて開業する人にとっては、とても頼もしいサポートです。
フランチャイズには、いくつもの店舗を運営してきて経験した成功や失敗に基づいた、経営に関してのノウハウがあります。これは個人では経営していく場合では決して手に入らない、大きな価値のある物です。
開業した後にも、本部の担当者が定期的に様子を見に来てくれて、運営や集客などについてのアドバイスをくれる本部もあります。この際、不明なことや疑問を聞くこともできます。
お好み焼きは誰もが食べたことのある、私たち日本人にとってとてもなじみ深い食べ物です。ただそれ故に、工夫やアレンジが難しいところもあります。しかし、それこそが楽しいところだと言えるかもしれませんね。
お好み焼き屋の開業資金は、他の飲食店と比べてやや高めです。居抜き物件を利用するなどして、開業時の費用をできるだけ抑える工夫をしましょう。
また、お好み焼き屋を開業する際は、フランチャイズへの加盟をおすすめします。資金が山ほどあるのなら話は別ですが、開業は人生でそう何回もできることではありませんよね。ですから堅実に、失敗しないことを優先に考えた方がよいのではないでしょうか。
フランチャイズ本部は開業したい熱意あるオーナーを支えるために、いつも調査と研究をし続けているのです。困ったときには遠慮なく、フランチャイズに助けてもらいましょう。
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