お役立ち情報コラム | フランチャイズの窓口(FC募集で独立開業)

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2024/11/22更新

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実際はどうなの?ラーメン屋の経営は儲かるのか

最終更新日:2023年11月10日

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街にはたくさんのラーメン屋が軒を連ねています。テレビや雑誌で話題の店ともなれば、長い行列ができていることもあり、ラーメン屋の人気は根強いです。

しかし、実際のところラーメン屋の経営はどれくらい儲かるのでしょうか。今回は、実際のラーメン屋で得られる収入や利益について紹介するとともに、ラーメン屋で利益を出すためのポイントについて解説します。

ラーメン屋の年収はどれくらい?

ラーメン屋の年収は、店によってかなり幅があります。ラーメン屋はメニューが限られているので、ラーメンそのものの売り上げがダイレクトに年収にも反映されます。

そのため、繁盛店になればなるほど年収は高くなる傾向があります。たとえば、ラーメン屋で従業員として働く場合の年収は、300万円~1,000万円が目安です。自分が経営者となる場合の年収であれば、800万円~2,000万円が目安となります。

ラーメン屋として事業を起こせば、初期費用や負債などのリスクが生じる反面、高い収入を得られる可能性も出てきます。それを現実のものとするためには、売れるラーメンを作ることに加えて、しっかり集客することが大きなカギと言えるでしょう。

ラーメン屋の売り上げを算出

自分自身でラーメン屋を始めた場合、売り上げはどれくらいになるのでしょうか。たとえば、ラーメン1杯700円として計算してみましょう。

さらに、1日に来店するお客さんの数を100人、店の1カ月あたりの稼働日数を25日間と仮定します。この場合、ラーメン単体による1カ月の売り上げは175万円です。

これに加えて100円のトッピングの注文が1日に20あるとすれば、売り上げに5万円追加することができます。これらを合算すると、1カ月あたりの売り上げは180万円となります。

もちろん、180万円のすべてが自分自身の収入となるわけではありません。まず、店舗を賃貸している場合は家賃をこの売り上げから払う必要があります。

また、光熱費の支払もあります。ラーメン屋を営むと、特にガス代が高額になる可能性が高いです。さらに、ラーメンを作るための食材の仕入れ費用も差し引きます。

ラーメン屋の運営に必要な費用はこれくらいですが、ほかにも何か費用が発生する場合は、すべて売り上げから支払うのが基本です。毎月の売り上げからこういった必要経費を差し引くと、利益は50万円程度になるでしょう。
これは、あくまでもラーメンを毎日100杯売り上げた場合の利益です。ラーメンの杯数によって、利益は増減します。なお、ラーメン屋の利益を上げるには、単純にお客さんの数を増やして売れるラーメンの杯数を増やすほかにも、さまざまな工夫をすることができます。

ラーメン屋の利益を上げるポイント1.回転率

ラーメン屋の利益を上げるためには、回転率を上げることが大切です。仮に、行列ができるほどの人気店になったとしても、回転率が悪いためにお客さんをさばき切ることができなければ、売り上げを伸ばすことはできません。特に昼時は、昼食にかけられるお客さんの時間が限られていることが多いです。

そのため、ラーメンを食べられるまでに時間がかかる場合、お客さんはほかの店に移ってしまう可能性もあります。店に来てくれるはずだった見込み客を逃してしまうのは、非常にもったいないことです。

回転率を高めるためには、お客さん自身に早く食べてもらうことも大切ですが、それ以上に店内でのラーメンの提供に関するシステム作りが重要です。お客さんが席に着いてからどれだけ早くラーメンを提供できるかということが、回転率を大きく左右します。

行列ができている場合は、その待ち時間に注文を聞き、お客さんが席に着くと同時にラーメンを提供するという流れが理想的です。そのためには、ラーメンを効率的に作るにはどうしたらよいか考えることも必要となります。厨房の機材や食器の配置、食材の下ごしらえの方法を少し変えるだけでも、ラーメンを作るスピードはかなり変化するはずです。

さらに、ディナータイムにビールなどを提供して客単価を上げるというのも、利益を上げるためのひとつの手ではあります。しかし、その場合は回転率が下がることで売り上げ増につながらないケースが多いです。酒類を提供すると、お客さんは店舗に長居しがちになります。

そのため、お客さんが多いピークの時間帯だけでも、思い切ってアルコールの提供を無しにするという選択をするのもアリです。どうしてもお客さんの要望に応えてアルコールを提供したいという場合は、利益増につながりそうな時間帯に限定するという工夫をしましょう。

ラーメン屋の客単価は、ほかの飲食店に比べると決して高いわけではありません。そのため、売り上げにつながらないお客さんに席を長く占領されてしまう状況はなるべく回避することが重要です。

10分で食べて席を空けてくれるお客さんを増やすことができれば、その分だけ回転率が上がります。そうすれば、自然と売り上げのアップも期待できます。

ラーメン屋の利益を上げるポイント2.客単価を挙げる

ラーメン屋の利益を上げるためには、客単価を上げることも重要です。ラーメン屋の客単価を上げるためのオーソドックスな方法としては、追加で注文できるトッピングを増やすという手段があります。たとえば、海苔のトッピングは、すでにカットされたものをラーメンの上に乗せるだけなので、とても簡単です。

また、キャベツやもやしのトッピングであれば、あらかじめ軽くゆでたものを作り置きしておくことができます。こうすれば、海苔と同様、注文が入ったらラーメンに乗せるだけで提供することが可能です。これらのトッピングの原価は20円ほどなので、価格を100円に設定すれば、売上原価率は20%ほどになります。売上原価率とは、売り上げに対する原価の割合のことです。売上原価率が低いほど、利益は高くなります。

ラーメン屋で人気のトッピングとしては、煮卵やチャーシューも外せません。ただし、煮卵は調理するのに手間と時間がかかりますし、ガス代や調味料の費用も発生します。こうった点を考慮すると、原価は30円程度になります。

また、チャーシューは材料費が高いです。しっかり煮込むためにはガス代もかなりかかるため、利益を生みにくいと言えます。

とはいえ、チャーシューを楽しみにしてラーメン屋を訪れる人も多いため、あえてチャーシューに手間をかけるというのもひとつの戦略です。チャーシューに多少コストがかかっても、そのおかげで集客が進めば、大きな利益を生むことにつながります。

フランチャイズ経営という方法も視野に入れよう

ラーメン屋を開業するなら、フランチャイズ経営をすることでリスクを最小限に抑えることができます。ラーメン屋の経験が全くない場合、いきなり店を開いても失敗する可能性が高いです。

ラーメン屋を成功させるためには、おいしいラーメンを作ることが重要な条件ではありますが、それだけでは十分とは言えません。経営や接客について、詳しい知識が必要となります。フランチャイズ経営を選べば、経営を成功させるための方法についてしっかり指導を受けることが可能です。単なる知識としてではなく、食材の仕入れからラーメンの提供に関する実践的なノウハウを学ぶことができるでしょう。研修やサポート体制も充実していることが多いため、自信をもって店を運営していくことができます。

また、商品やサービスの改善・開発は、すべてフランチャイズの本部に任せることができます。自分の力だけでラーメン屋を開業した場合は、そういったこともすべて自分でおこなわなければなりません。毎日の売り上げを伸ばす方法を考えながら、さまざまな分析をおこなうには非常に大変です。フランチャイズの加盟店になれば、自分自身が取り組むべきことが限定されるため、より効率的に運営に専念することができます。

さらに、集客に関しても、本部が率先して対応する場合が多いため、手間や費用を省くことができるという利点もあります。とくに、テレビCMや新聞へ広告を出すには多額の費用がかかるため、個人経営のラーメン屋にはむずかしいと言えます。しかし、フランチャイズであれば、広告を打つのは本部の仕事となるため、自分自身では何もしなくても高い宣伝効果を得られる可能性があります。

そして、フランチャイズでラーメン屋を運営する場合は、すでにブランド力のあるラーメンを販売することができるため、最初から売り上げをしっかり確保できるという期待がもてます。人気が高いラーメンであればあるほど、お客さんがもともとそのラーメンの味を知ったうえで来店していることが多いので「店頭のイメージと違った」というギャップが生じることも少ないです。

なお、フランチャイズは、初期費用の面においても、ゼロから自分でラーメン屋を立ち上げるよりも有利になることが多いです。ラーメン屋を始める際は、初期費用として多額の資金が必要になるため、金融機関から融資を受けなければなりません。これは、自分で全く新しいラーメン屋を立ち上げる場合と、フランチャイズ経営をする場合のどちらにも共通することです。

会社経営に関する実績のない個人であれば、必要な金額の融資が得られない可能性もあるでしょう。それに対して、フランチャイズの加盟店として融資を希望すれば、金融機関からの信用が得やすくなるので資金調達も比較的容易になります。

また、店の設備についてもあらかじめ必要なものが指定されているため、無駄なものを買ってしまうことはありません。場合によっては、個人でそろえるよりも割安で設備が整う可能性もあります。

フランチャイズ経営を選ぶと、このようにさまざまなメリットがあります。ただし、デメリットもないわけではないため、注意が必要です。

フランチャイズでラーメン屋を経営するとなれば、店の経営はそのブランド力に大きく左右されます。たとえば、ほかのフランチャイズ加盟店の不手際により、ブランドのイメージが大きく下がってしまう可能性がないとは言えません。これは、いくら自分自身の店を真面目に切り盛りしていたとしても避けられないリスクです。

また、フランチャイズで経営をおこなう場合は、毎月ロイヤリティを支払う必要があります。ロイヤリティも売り上げから支払うことになるため、その分だけ利益は下がります。ロイヤリティは、売り上げに関わらず毎月一定の金額を支払う必要があるため、予想通りに売り上げが上がらない場合は経営を圧迫する原因にもなるでしょう。サポート体制が充実しているフランチャイズを選ぶことが成功への第一歩だと言えますが、ロイヤリティが高すぎないかといった視点も大切にすべきです。

さらに、フランチャイズ加盟店として店を運営するなかでは、基本的に本部の方針に従う必要があります。何か新しい取り組みをしたいと思っても、本部の判断によってはそれが認められないこともあるかもしれません。フランチャイズは安定的に店を運営していくことができる土壌が整っている一方で、自由度が低いという欠点があります。

もちろん、こういった部分はそれぞれのフランチャイズによって異なります。ラーメン屋の開業にあたってフランチャイズを選ぶ場合は、どのような利点があり、どういった制限がかかるのかについてよく確認しておくことが大切です。フランチャイズの仕組みをきちんと理解し、費用がかかる部分を把握することができれば、より効率的に儲けを出すことが可能になるでしょう。

ラーメン屋の儲けは店舗によって異なる

ラーメン屋としてどれほどの収益を上げられるかについては、店舗による差が大きいというのが現実です。フランチャイズ加盟店であっても、それぞれの経営者の意識や運営の仕方によっては、信じられないほど大きな差が出ることもあります。

ただし、フランチャイズ経営を選ぶことは、ゼロから自分で店を立ち上げるよりも、有利であることは確かです。すでに利益が出ることが証明されているメニューや集客方法が準備された状態で店を始められるというのは、ほかにはない利点だということができます。
フランチャイズを選べば、自分で新しいラーメン屋を始めるよりも、効率的に高い利益を出すことができる可能性が高いです。

そのためには、もともとあるブランド力にあぐらをかくことなく、向上心をもって店の運営にあたることが重要になります。自分の店を営むということは簡単ではないですが、自分の意思で仕事を成り立たせていくという観点ではやりがいも非常に大きいです。儲かるラーメン屋のフランチャイズ経営で、効率的に利益を出していきましょう。

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