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2024/11/23更新

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資金繰りが命運を分ける!黒字倒産を回避するために知っておくべき資金繰りのこと

最終更新日:2023年11月10日

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黒字だと、会社は倒産しないと無条件で思ってしまいますが、黒字で利益が出ているにも関わらず倒産してしまう、いわゆる黒字倒産に陥る会社は少なくありません。

では、なぜ黒字倒産が起こるのか?反対に、赤字でも倒産しない会社があるのはなぜなのか?

この2つの疑問に対する答えを元に、企業にとって重要な資金繰りについて解説したいと思います。

黒字倒産が起こる理由

黒字は、会計において収入が支出を上回ることを指します。では、黒字=収入が支出を上回っているはずなのに、なぜ倒産という事態が起こってしまうのでしょうか?

黒字倒産は、損益計算書上では利益が出ているものの、手元に現金がない状態が続くことで起こります。その理由はいくつかありますが、一番分かりやすいのは売掛での取引です。

売掛で取引をすると売上は成立していますが、すぐに手元に現金が入ってくるわけではありません。売掛が多くて資金が少ない状態だと、売上があっても資金繰りが苦しくなります。

それはたとえば、仕入れや家賃などでお金を払わなければならないのに手元に現金がないという状況です。そうなるとどんなに業績が良い会社でも、資金繰りの行き詰まりから黒字倒産に陥ってしまうでしょう。

また、在庫の扱いも黒字倒産に大きく関係しています。損益計算は「費用収益対応の原則」に基づき、実際に売上があった在庫のみが売上原価として計上することができるため、在庫は売れるまで会計上は支出として計上できません。

商品を仕入れる際に支出として扱った場合、商品が売れるまで支出として扱えないため、現金が出て行ったにも関わらず、会計上は支出にならないので利益はそのままの状態となります。

そのため、収支だけを見ると黒字に見えますが、実際は仕入れで現金が減っても会計上は支出になっていないため、内情は赤字状態なのです。先に解説したように売掛で取引すると、商品が売れても現金が入ってくるのは少し先になるので、資金繰りが苦しくなって黒字倒産してしまいます。

黒字倒産は、資金繰りの悪化、過剰在庫、販売不振といった原因で陥るため、つまりは会計上は黒字に見えても経営状態が良くないということです。

赤字でも倒産しない会社

では反対に、赤字であるにも関わらず、倒産しない会社があるのはどうしてでしょう?

黒字倒産する理由は資金繰りの悪化が主な原因であるため、赤字であっても資金繰りがうまくいっていれば倒産しません。
売掛の期間を短くし、支払いを掛けにするなど、手元に現金が多く残っている状態であれば資金繰りがしやすくなります。
しかし、赤字状態が長く続くと倒産するリスクが高くなるので、資金繰りが良くても倒産する可能性はあります。

また、担保になる資産を多く持っていると銀行から融資を受けやすいため、赤字でも資金調達がしやすくなります。
現金や資産を多く持っている会社は、倒産しにくいといえます。

黒字倒産を回避するには?

黒字倒産を防ぐには、キャッシュフロー、つまりお金の流れを良くすることが重要です。手元にどれだけ現金があるかで資金繰りが大きく変わってきますので、キャッシュフローを改善することで黒字倒産を防ぐことができます。

キャッシュフローを改善するには、損益計算書だけでなくキャッシュフロー計算書を見てお金の流れをしっかり把握し、売掛と支払いのバランスを調整することが必要です。売掛金は先延ばしにせずに早めに入金してもらえるように働きかけ、支払いを先延ばしにすることで悪化資金繰りを改善します。

資金繰りを改善するポイント

在庫管理を徹底する

不良在庫が小さいうちは負担が少ないですが、蓄積していくとやがて大きな負債になります。不良在庫を放置しておくことに何一ついいことはないので、日頃から在庫管理を徹底しておかなければなりません。

小売店を経営する上で在庫は発生するものですが、必要以上の在庫を抱えるのがよくないのです。不良在庫はスペースを圧迫するので新しく仕入れた商品の置き場所を奪ってしまいますし、在庫は売れないことには一銭にもならないので正規の価格で売れる見込みがないのであれば早めに処分してしまいましょう。

売掛債権を早めに回収する

売掛債権は放置しておくほど回収しにくくなります。売掛債権には貸し倒れのリスクがあるので、早めに回収しておくべきです。

それに、売掛金には時効があるので放置しておくと債権が消滅してしまいます。催促書類を内容証明郵便で送ることで時効消滅を一時中断させたり、訴訟を起こすなどの対策はありますが、時間も労力も奪われますし、回収できないこともあるので売掛債権の放置は厳禁です。

運転資金を正しく管理する

会社を健全に経営する上で運転資金の管理は欠かせません。黒字だからといって設備投資に多く費やすと、運転資金が不足して黒字倒産する恐れがあります。

そもそも運転資金というのは経営に必要な資金のことです。その資金が底をつくと会社の経営が危うくなるのは当然のことで、黒字倒産を防ぐには運転資金を正しく管理する必要があります。

たとえば、支払いを待っている売掛金が多く、支払わなければならない買掛金が多くなると、売上が好調でも運転資金が不足してくることでしょう。売掛金は入金があって初めて利益になりますし、入金があるまでに立て替えておくための資金がないと買掛金の支払いができません。

売掛金の支払いが滞っていなくても、実際にお金が入ってくるまでにタイムラグがありますし、売掛金の回収が遅れた時のために運転資金を多く用意しておく必要があります。

まとめ

損益計算書上では黒字であっても、実際は現金が不足すると黒字倒産に陥ってしまいます。
黒字倒産を回避するにはキャッシュフローの改善が必要なので、資金繰りに苦しんでいる事業主は、売掛と支払いのバランスを見直してみましょう。

これから開業される方は、ハウスクリーニングなど、運転資金がほとんどかからず、その都度現金で支払ってもらえる事業なら資金繰りがしやすいので、事業が継続しやすいかと思います。

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