最終更新日:2023年11月10日
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陳列とは、小売店などで商品を並べることです。私たちは普段なにげなくお店の商品を見ていて、お店の商品はなにげなく並んでいるように見えます。しかし、そこにはいかに商品を買ってもらいやすくするかという、小売店の並々ならぬ努力が隠されているのです。
このコラムでは、商品陳列の効果やお客さんの購買意欲をくすぐる陳列のポイントをご紹介します。小売店で働いている方、自分でお店を始めたい方にはとても役立つ情報だと思いますので、ぜひご覧ください。
お店の商品は、ただやみくもに並べてあるのではありません。お客さんにひとつでも多くの商品を買ってもらえるように研究され、試行錯誤された陳列がなされています。というのも、陳列の仕方ひとつで売上が違ってくるという事実があるからです。
実際に、同じ商品の陳列する場所を買えただけで、売上が倍増したという例はいくつもあります。それはその商品が、お客さんの目につきやすい場所に移動したからかもしれません。商品の視認率と売上は比例するといわれています。視認率とは、その商品がどれだけ目につきやすいかということです。どんなにいい商品でも、その存在をお客さんに気づいてもらえなければ売れません。
お客さんの目にとまり、つい手を伸ばしてしまうような陳列をするのです。お客さんの行動や心理を予測し、それに合わせた適切な陳列をすることで、お客さんの購買意欲を刺激することができます。そうして衝動買いやまとめ買いを促し、多くの商品を買ってもらうことで、客単価を引き上げることができるのです。
陳列の方法には、いろいろな種類があります。商品の種類によって、適切で効果的な陳列方法が研究されているのです。ここで、お店でもよく見かける陳列方法の例をいくつか挙げてみましょう。
スーパーなどで商品を並べている棚がゴンドラです。商品の正面がそろって見えやすく、1か所にまとめて陳列できます。お客さんにもキレイに見えますし、一度にたくさんの商品を見比べることができるので、選びやすいのがメリットです。
テーブルやワゴンに商品を積んでおくのが、平台陳列です。ワゴンは移動させることができるので、タイムセールなどで突然登場する演出も可能になります。四方から手を伸ばすことができるので、お客さんは商品に手を伸ばしやすくなるのです。
ひとつの商品を大量に陳列しておくテクニックです。ディスカウントショップやホームセンターなどでよく見られます。商品が山積みにされていることで、お客さんの目を引きつけるのに効果的です。
ガラス製のショーケースの中に商品を陳列する方法です。高価なものや食品など、温度管理が必要な商品に使われます。高級感を演出する効果があります。
お店の一角に美しい空間を演出することで、お店や商品のセンスをアピールします。アパレルショップなどでマネキンに洋服を着せて、ファッションショーのように飾り付けるのが、展示陳列です。
上手な陳列のコツは、視認率を上げることです。商品の並べたときにお客さんから商品が見える面を「フェイス」といいます。
たとえば、同じ商品を棚の奥に向かって1列に並べた場合、お客さんから見えるフェイスは、商品1個分しかありません。これを3列に変えて並べると、棚の奥には無駄な空間ができることにはなります。しかし、お客さんから見えるフェイスは3個分なので、こちらのほうが視認率が上がるのです。つまり3列で商品を陳列したほうが、お客さんが買ってくれる確率が高いことになります。
もうひとつ、手に取りやすさも大切です。お客さんが商品を手に取りやすい高さの位置に、もっとも売りたい商品を陳列します。棚板の幅が同じ棚ならだいたい80㎝~140㎝の高さの段、下の棚板が広くなっているタイプなら1番下の段が、お客さんが1番手に取りやすい高さです。
同じ段の中では、もっとも売りたい商品を中央か右側寄りに配置します。お客さんは商品を右手で持つことが多いからです。人間の視線は左から右へ移動することが多いため、右側に置いたほうが視認率も上がります。
また、あまり売れていない商品を、よく売れている商品で挟み込むように配置するのも効果的です。訴求力の弱い商品を端に置いてしまうと、お客さんはその商品を視線から外してしまいます。売れる商品で売れない商品を挟み込むことで、売れない商品の視認率を上げることができるのです。
これから小売業を始めようとしている人がいたとしたら、効果的な商品陳列のテクニックを学んでおくことが必要でしょう。しかし、未経験の人にとってはとても難しいのではないでしょうか。
そういったかたは、フランチャイズに加盟してみてはいかがでしょうか。フランチャイズには、経験と研究をもとにした商品陳列の確かなノウハウがあります。それを教えてもらうことができれば、すぐにでも実践して、売上を伸ばしていくことができるでしょう。
商品陳列について不安や疑問があれば、すぐに本部のアドバイザーの指導をあおぐこともできます。フランチャイズでは、売り出す商品の種類を本部で一括管理していることもありますので、売れる商品や売れない商品もしっかり把握してくれているでしょう。お店の売上状況などを確認して、どの商品をどの位置に陳列すればいいか、適切な陳列方法をアドバイスしてくれるはずです。
充実したサポートを受けられるフランチャイズなら、小売業が未経験の人であっても、安心して始めることができますね。
商品の陳列方法次第で、お店の売上が左右されます。視認性を上げる陳列をすることで、お客さんの購買意欲をくすぐることができるのです。陳列にはゴンドラ陳列や展示陳列など、それぞれの商品によって適切な方法があります。陳列をするときにはフェイスや高さを意識して、お客さんが手に取りやすい陳列を心掛けましょう。
フランチャイズなら、売上を伸ばすための商品陳列のテクニックを教えてもらうことができます。小売業の経験がなくて、陳列の方法がよくわからないという方は、フランチャイズを利用してみてください。
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