最終更新日:2023年11月10日
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店舗を開業するならたくさんのお客さんに来てほしいですよね。そのためには開業前に必ずおこなう調査があります。
その調査は「商圏調査」です。商圏調査をおこなうことで集客に最適な開業場所の候補地を見つけることができます。また、さまざまなことが見えてくるのです。
では、商圏調査はどうすればいいのでしょうか。調査方法は目的によって変わってきます。そのため、はじめておこなう方にはとっては、むずかしいかもしれません。しかし、このコラムで商圏調査について詳しく解説していきますのではじめておこなう方は参考にしてください。
商圏調査とは、その名の通り商圏を調査することです。商圏とはお店を開業するときに、ここまでの範囲に住んでいるお客さんなら来てくれるだろうという範囲のことです。商圏を見るときには、徒歩、自転車、車、バイク、公共交通機関というようにいくつかの来店する手段にわけて考えます。
つまり商圏調査とは、どのような移動手段の人がどれくらいの範囲からきてくれるのか調べることをいうのです。
調べ方は、店舗地や店舗予定地の中心から半径何kmと範囲を決めます。範囲を決めるとその円内の人口を調べます。人口を調べる方法は、総務省が無料で使えるソフトを提供しているのでご利用ください。
半径から徒歩、自転車、車、公共交通機関の来店圏内を絞り込んでいきます。さらに、その圏内の人口を調べていきます。そうすることで、各移動手段でどれくらいの人が来店可能なのかが判明するのです。
商圏調査が重要な理由は、店舗を開業したときに来てほしいお客さんは、どこから、どの手段で、どのくらいの時間で来店可能なのかを調べることができるからです。商圏を調査することで、開業する店舗の出店の目安になるのでいろいろな場所を調べてみることをおすすめします。
また、商圏調査ではライバル店を調査することも重要な調査項目のひとつです。店舗予定地の範囲内にどれくらいのライバル店が存在して、どんな経営をおこなっているかを調べます。調べた内容は、今後の経営戦略を練るための必要な情報源になります。
その調査方法に関してはのちほど説明させていただきますので、この章では商圏調査とはこういうものであるということを把握していただければと思います。
商圏調査が終了したら、次は立地を決めることになります。来店するお客さんが多い店舗は、立地のいい場所に店舗を構えていることが多いです。
しかし、立地がいいからといって出店場所を決めないようにしてください。その場所と店舗のコンセプトが一致するのかということも考えて決めるようにしましょう。
例えば、ファーストフード店は客単価がそこまで高くはないので、回転率を上げることが大切になってきます。そのため、人の通りが多く、歩いている人がそのまま来店できる立地を選択する。カフェやレストランで客単価を高くできるときは、回転率よりもゆっくりできる人通りが多い場所から少し離れた立地がおすすめです。人通りが多い場合は、空中階を利用して人通りがあまり気にならない立地というように、状況に応じた立地を考える必要があります。
いま、例えとして説明した立地選択を真逆にするとマイナスの要素ばかりが出てきてしまうでしょう。立地というのは、店舗を経営するうえでとても重要になってきます。立地を決めるときは時間をかけて自分の店舗のコンセプトとかけ離れていない立地で決めるようにしましょう。
コンセプトなどのイメージが固まったら、立地調査をしましょう。ここでは、時間帯による人の数や年齢層、交通量など変化を調査します。お客さん目線で、開業したときに来やすさ、見つけやすさ、ライバル店舗の場所などを調査しましょう。
この調査には、複数の出店希望の場所を探しておいて曜日、天候、時間帯などで、各場所をしっかり調査するように心がけましょう。また、調査をしていると、ライバル店舗がないということもあります。それには何かしらの理由があるはずです。
だからこそ、複数の出店希望場所を調査することで、人の流れの違いやライバル店舗がない理由や原因が分かってくるでしょう。
立地調査は経営をおこなううえで、競合店の情報、周辺の競合店数、周辺の年齢層、効率的な宣伝方法など有益な情報を得られます。調査をしていると、自分のおこなっている調査に不安や疑念を抱くこともあるでしょう。
そんなときは周辺のコンセプトの近い、大手企業の店舗を確認してみましょう。大手企業というのは、過去の経験を活かして、徹底的な商圏調査をおこない店舗を開業しています。そのため、大手企業を参考にすることで失敗しない開業ができる希望がでてくるのです。
商圏調査をおこなうときに、事前に準備するものがあります。商圏調査は歩いておこなうので、開業予定周辺の地図です。その地図には、店舗を中心に、半径1~3kmの円を書き、駅や大型スーパーといった人が集まりそうな場所をチェックしておきます。そして、ターゲットとなるお客さんがいそうな場所もチェックしておく必要があるのです。
次に、国がまとめている統計データを準備します。これには、人口、年齢、世帯ごとの人数がデータ化されているので、さきほどの地図へターゲットとなるお客さんが、どこにいるのかを記入しておきます。ここまでが事前準備です。
ここから、調査の流れを説明しますが、調査には顧客調査と競合調査があるのでそれぞれ説明していきます。
持参した地図を見て、地図内容に誤りがないかを確認していきます。新しい施設ができていたり、あるはずの施設がなくなっていたりすることもあるので、しっかり確認してください。曜日や時間帯によって、何歳くらいの人が店舗へ入っているのかを調べます。
同業他社がどのようなサービスを提供しているのか調べます。見習うべきところは見習い、必要のないところは取り入れずに差別化をはかりましょう。調べる内容としては、接客サービス、きれいさ、価格が提供品と見合っているのか、年齢層、客性の数、従業員数、顧客の雰囲気などです。簡単にいうとお客様が何を求めているのかを、考えて調査してください。
ここまで説明してきましたが、商圏調査をすることで、開業ときにコンセプトにあった場所で開業し、求めているターゲットを集客できるようになります。これをしなければ、集客もできずに経営に失敗する可能性がとても高くなります。
商圏調査というものは、とてもむずかしく、時間のかかるものです。一度やれば終わりではありません。顧客調査などは、毎日出かけて曜日ごとに調査をしなければなりません。しかし、商圏調査ははじめての人だと、とても苦労すると思います。
そういったときには、フランチャイズを利用しましょう。フランチャイズであれば、数々の開業を手掛けてきた実績があり、商圏調査はとても得意にしています。なぜなら、フランチャイズは未経験の方でも、開業ができるようにノウハウがしっかりしています。そのため、未経験の方でも安心して、開業して集客ができるように商圏調査を徹底的にしたうえで、開業するからです。
したがって、ひとりでの開業、商圏調査をおこなうことに不安な方は、開業前の商圏調査から開業後のサポートがととのっているフランチャイズでの開業をおすすめします。
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