フランチャイズ(FC)とは何か
122.マルチブランド
“マルチブランドとは、フランチャイズ本部が複数のブランドを展開することを指します。
通常、フランチャイズ本部が展開するブランドは1つですが、事なる複数のブランドを持つ本部もあります。
例えば、モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは、紅茶専門のフランチャイズ・マザーリーフも同時に展開しています。
2つ以上、3つ、4つとブランドを持っているフランチャイズ本部もあります。
運営する事業者は1つですが、フランチャイズとしてそれぞれ異なるブランド、異なる形態を持っています。
マルチブランドを展開するフランチャイズは飲食業に多くみられます。
1つのフランチャイズとして成功を収めたのち、同じ飲食業で培ったノウハウを活かすことができるからです。
それぞれのブランドを事業として成功させることは容易ではありませんが、マルチブランドとして展開することで事業の幅が広がり、本部やお互いのブランドの認知度が相乗効果を生み出すこともあります。
フランチャイズ加盟希望者の視点から考えてみると、企業がマルチブランドを展開をすることで選択肢が増えるというメリットがありますし、複数のブランドを展開しているということはそれだけ事業が好調であるとの判断基準にもできます。
マルチブランド展開をしている企業は1つのブランドで既に成功を収めているケースが多いため、安心感があります。
同じ業種であったり似たような業態のマルチブランドである場合、加盟者側の予算や土地の条件などでブランドを選ぶということも可能になります。”