フランチャイズ(FC)とは何か
125.要資格フランチャイズ
“要資格フランチャイズとは、加盟する際に特定の資格を要するフランチャイズを指します。
建築、酒販店、中古ビジネス、薬局、理美容院などが要資格フランチャイズにあたります。
フランチャイズ契約は本部と加盟店の契約関係によって成り立ちますが、加盟店はあくまでも独立した事業者であり資本関係までつながるわけではありません。
こうした要資格フランチャイズの場合は開業に資格を要するため、広くフランチャイズが募集されずに専門の業者などをターゲットに絞り込んで募集が行われます。
本部だけでなく、加盟店がそれぞれ資格を有している必要があるため、資格の必要がなく未経験でも始められるフランチャイズとは少し条件が異なります。
すでに業者として販路などが確保されていれば、フランチャイズ本部とは商標とノウハウの提供だけで済みます。
通常のフランチャイズ契約だと、商標・ノウハウに加えて開業後の販売方法や従業員指導、経営指導などが行われますが、その分ロイヤリティが発生します。
販路があれば商標とノウハウの権利を得ることができれば、あとは自社の販売方法で販売することが可能になります。
ブランド力は集客にはとても重要であるため、すでに事業を展開している業者でもフランチャイズ契約を結ぶメリットは大きいです。
フランチャイズによって契約形態や条件などが異なるため、後々トラブルにならないように加盟店や加盟業者は契約内容や規約などをしっかりと確認してから契約を締結しましょう。”