フランチャイズ(FC)とは何か
127.臨店
“臨店(りんてん)とは、お店を訪問することを意味します。
フランチャイズの場合は、SV(スーパーバイザー)が本部から派遣され、各店舗を臨店します。
SVは各店舗の運営や経営状態を確認し、本部の趣旨に沿って販売が行われているか、経営に問題がないかなどをチェックします。
また、本部との伝達役も担っているため、フランチャイズにおいてSVの臨店は重要な役割を担っています。
裏を返せばSVによる臨店が多いフランチャイズは制約や決まりが多く、臨店が少ないフランチャイズは自由度が高いと言えます。
ただし、適切なサポートを怠るフランチャイズもありますので、SVの臨店回数の理由については一概には言えません。
フランチャイズ本部の中には、本部一社だけでは多数の加盟店を臨店、およびサポートを行いきれないため、エリアフランチャイザーを設けることで各エリアの加盟店をカバーしています。
エリアフランチャイザーは特定の地域でフランチャイズ契約の権限を与えられた、言わば地域の本部です。
広大なアメリカと違って一日あれば日本のどこへでも足を運べますが、本部が一社だけだと日本全国の加盟店をカバーしきれません。
担当するエリアフランチャイザーが各地域の加盟店にSVを派遣することにより、エリアの臨店、サポートを充実させています。
SVによる臨店は本部とのコミュニケーション手段のひとつであり、SVは加盟店の改善点を洗い出し本部に持ち帰って改善点を協議します。
サポート、およびロイヤリティが発生しないフランチャイズ販売(パッケージライセンス)は、販路やノウハウを既に持っている企業向けの契約です。”