フランチャイズ(FC)とは何か
128.レイ・クロック
“アメリカ発のハンバーガーチェーン・マクドナルドの日本第1号店・銀座店がオープンしたのは1971年(昭和46年)のことです。
アメリカや日本だけでなく、世界中で圧倒的なシェアを持つマクドナルドですが、世界的なフランチャイズ・チェーンへ発展させたのは創業者のレイ・クロックす。
元々はマクドナルド兄弟がドライブインのハンバーガーストアを立ち上げたのがマクドナルドの原点で、当時ミルクシェーク製造マシンの販売会社社長をしていたレイ・クロックと出会い、レイ・クロックはマクドナルドのフランチャイズ化を勧めました。
そしてレイ・クロックは52歳の時、1955年(昭和30年)にマクドナルドシステム会社を立ち上げ、1961年(昭和36年)にマクドナルド兄弟から商権を買い取り、世界中で店舗を展開するまでに成長しました。
レイ・クロックがマクドナルドをフランチャイズ化したのは52歳とそれほど若くない年齢でしたが、マクドナルド兄弟が経営していたハンバーガーショップに訪れフランチャイズ化の話を持ち出しました。
マクドナルド兄弟はサービスシステムやセルフサービス、工場でのハンバーガー製造など効率のいいシステムを考案し、さらにドライブインストアにするなどマクドナルドの原点をなるシステムを持っていましたが、積極的に展開する気がなかったため、レイ・クロックにフランチャイズ化する権利を与えました。
マクドナルド兄弟が立ち上げたマクドナルドショップに可能性を見出し、フランチャイズ化したのはレイ・クロックに先見の明があったからと言えます。
今でこそ当たり前のマクドナルドのフランチャイズシステムも、レイ・クロックがいなければ存在しなかったかもしれません。”