フランチャイズ(FC)とは何か
129.ロイヤリティ
“ロイヤリティは商標やブランド、ノウハウを使用する対価として支払う使用料を指します。
英語で「royalty」は「特許権使用料、著作権使用料」を意味し、日本でも同じ意味で使用されています。
著作権に対して支払う使用料は印税と呼ばれます。
頭文字が異なる「loyalty」は「忠実、忠誠」を意味する別の単語です。
フランチャイズにおいてもロイヤリティは広く使われている言葉で、加盟店がフランチャイズ本部に対して支払う使用料を指してロイヤリティと呼んでいます。
加盟店が本部の商標、ブランドを使用するために最初に支払う加盟金とロイヤリティは異なるものです。
加盟金は加盟時の一回のみですが、ロイヤリティは契約後、月に一回、または半年に一回など定期的に本部に支払うものです。
ロイヤリティの計算方式は本部によって異なり、粗利分配方式、売上歩合方式、定額方式などがあります。
粗利分配方式は、粗利(売上高から売上原価を引いた売上総利益)の中から決められたパーセントをロイヤリティとして支払う方式で、主にコンビニエンスストアで採用されています。
売上歩合方式は、お店の売上に対してロイヤリティが発生する方式です。
この方式だと儲けに対する歩合ではないため、お店の売上に関わらずロイヤリティが徴収でき、様々な業界で採用されている方式です。
定額方式は粗利や売上に関係なく、一定額のロイヤリティを支払う方式で、金額が一定のため資金管理がしやすく、加盟店は売上を伸ばすほどに利益が増えるという利点があります。”