14.ノンバンクから開業資金を調達する際に考えておくべき資金プラン

フランチャイズ（FC）とは何か

フランチャイズの開業資金調達のために一番いいのは、公的金融機関から融資を受けられることです。
しかし事業実績がないため融資の審査が通らないこともあるため、その際は資金調達に難儀することでしょう。
ひとつの選択肢として、ノンバンクから開業資金を調達するという方法があります。
ノンバンクというのは法人向けなら事業者金融、リース会社などで、消費者金融、クレジットカード、信販などを指します。
審査が厳しくないため借り入れできる可能性が高い反面、利息が高くなっています。
長期で借り入れすればするほど利息額が高くなるため、ノンバンクを利用する際はできるだけ短期間での利用にとどめる方が良いでしょう。

貸金業規制法改正案が成立し、以前よりは利率が下がっているため、ノンバンクから資金調達してもそれほど無茶な金利を請求されることはありません。
しかし金融機関からの融資に比べると利息が高いため、できれば金融機関の融資審査を通過するのが好ましいです。

ノンバンクを利用する際のひとつの資金プランとして、開業や当面必要な最低資金だけをノンバンクから調達し、ある程度の期間を経て事業実績を積んだ後に金融機関での融資に切り替えるという方法をオススメします。
事業がスタートできれば当然利益が生まれてきますので、事業実績を元に金融機関に融資を申し込んでみましょう。
融資が受けられたなら、ノンバンクから借り入れした分を優先的に返済していくというプランです。
このプランならノンバンクからの長期借り入れによる利息負担のリスクが減りますし、ノンバンクから開業資金を調達することで開業という大きなスタートをきることができます。
資金調達に四苦八苦している方は、ノンバンクを短期で借り入れ、事業実績を作った後に金融機関に融資を申し込んでみてはどうでしょうか。