資金面で余裕があれば賃貸料を増額することも可能ですが、一定額以上増額できない場合はさて困ったものです。
大家さんとしてはできるだけ好条件で契約してくれる企業や希望者と契約したいと思うのは当然だと思いますが、選定の基準は大家さんによって異なるため一概に金額だけで決まるとは言い切れません。
大家さんが何を判断基準にしているのかは契約を取るためにはとても重要なことで、トラブルのない安心して契約をできる希望者を優先することもあります。
特に過去にテナントとのトラブルを経験した大家さんは、判断基準に安心感を求める傾向が強くなります。
賃貸料を増額してくれるテナントよりも、トラブルを起こさない安心して契約できるテナントを求める大家さんなら、細かい部分にも気を配って真摯に話をすることで活路が見いだせます。

賃貸契約は不動産会社が仲介しますし、家賃や修繕などの窓口も不動産会社が代行する場合もありますが、契約後はテナントと大家さんの直接の付き合いになることも多いため、安心して契約できるテナントが求められます。
企業の場合は交渉の窓口となる担当者の人柄によっても契約が左右されると言っても過言ではありません。
大家さんにとって安心できる人柄なら、契約しても良いと思ってもらうことができるでしょう。
大家さんが契約後も安心できる企業、または事業主であるかどうかは、契約におけるひとつの判断基準となり得ます。