フランチャイズ(FC)とは何か
2,業種、業態の選択
-情報収集のポイント
業 種や業態、立地や将来性、競合や撤退時の処置、などなど、情報収集が一番大事であるといっても過言ではありません。情報収集には時間をかけて、しっかりと 計画性を立てましょう。また、雑誌やセミナー、インターネットなど幅広い情報収集が必要となります。中小企業庁が作成している、『フランチャイズ事業を始 めるにあたって』というパンフレットを参考にすることをおすすめします
-業種別の特徴
a、小売業界
コンビニがまず頭に浮かぶと思います。1店舗当たりの売り上げは大きいのですが、粗利益率は低く、また、商品そのものがノウハウであり、本部の仕入れ力やブランド力が大切になります。
b、飲食業界
厨房施設などが必要なため、開業資金が高額なことが多いですが、粗利益率が高いです。しかし、競争が激しいため、常に環境に敏感になり対応していく必要があります。
c、サービス業界
小 資本で開業できる業界が多いため新規参入が多く、また粗利益率も高い傾向にあります。しかし、顧客開拓に一定の期間を必要とするためにビジネスが軌道に乗 る前に撤退してしまうパターンが見受けられる。また、サービスの質の調整や標準化が難しいため、マネジメントに高いレベルが要求されることも多いでしょ う。
-事業分野の決定
飲 食、小売り、サービスからさらに細かく分類して、店舗販売、無店舗販売、通信販売、 移動販売など、多数の選択肢が存在します。自分の経験などを活かせる 分野の事業を選んだり、将来性のありそうな業種を選んだり決定の根拠は人それぞれですが、想い、収益性、経験、全てのバランスが大事です。
-業種選択のポイント
市場規模、収益性、成長性、競合状況に注目する必要があります。成長性が高い業 界は競合性が激しく、成長が鈍化した業界でも、長い期間一定の安定 した利益を出せるケースもあります。総合的に判断しましょう。また、常日頃から世の中の動きに敏感になり、世間のニーズに合った業界を選ぶことも成功の秘 訣といえます。また、開業のしやすさという意味では、初期投資額の大きさや、オペレーション、マネジメントの難易度なども重要な判断材料になるでしょう。 事前にしっかりと研究しましょう。