KKDというのは、「勘」「経験」「度胸」をアルファベット書いた時の3単語の頭文字をとった言葉です。
「勘(Kan)」「経験(Keiken)」「度胸(Dokyo)」の頭文字を並べるとKKDになります。
店舗や会社を運営する上で「勘」「経験」「度胸」の3つの要素が大切であるという考え方から生まれた略語です。
KKDは前時代的であると批判されることもありますが、必ずしも古臭い考え方というわけではありません。
店舗や会社運営を長年培ってきた人にとっては、経験を活かして判断できる部分が多くなり、培ってきた経験を事業に活かすことができます。
勘というは一見運頼みに思えますが、経験則から勘に発展する場合が多いため、一見根拠がないように思える勘でも経験を元にした勘には経験という根拠があると言えます。
もちろんただの期待値だけでの勘は根拠がないため、経験に基づいていることが前提になります。
チャンスというのはそう何度も訪れるものではないため、ここ一番のチャンスを逃さない度胸も必要です。
一方、KKDを否定的に考える人も多いのも事実で、根拠のない勘、過去にとらわれ過ぎる経験、方針が定まってない上での決断=度胸と捉えられてしまいます。
フランチャイズ本部でもKKDを重視するかしないかは分かれますが、何の方針や理念も持たない本部が一番良くないでしょう。
フランチャイズというのは加盟者が経営理念や方針に賛同することが加盟のひとつの条件となるため、KKDに関わらず会社独自の理念を持っていることが必要です。 |