損益計算書は会計における財務諸表の1つで、企業や店舗などである決算日・開業時など一定時点における収益と要した費用を明記し、その期間における純利益・純損失を算出した計算書を指します。
英語では「Profit and Loss statement」、略して「P/L」と表記されることもあります。
損益計算書を作成することにより、企業や店舗における一定期間の経営成績を把握することができます。
複式簿記では資産、負債、純資産の状態を表す貸借対照表と同時に作成されます。
損益計算書を見れば、収益と費用のバランスがすぐに分かります。
最も簡単に損益計算書を見るならば、収益が費用を上回っていれば黒字、費用が収益を上回っていれば赤字となります。
株式会社の場合は決算公告が義務となっているため、損益計算書と貸借対照表は新聞や官報で公表されます。
企業にとっては会社の経営状態を株主や債権者に知らせる重要な財務諸表であり、損益計算書によって経営成績が分かってしまいます。
フランチャイズ契約を検討している企業の損益計算書を見ることで、その企業の経営状態が良いのか、それとも傾きかけているのかを判断するひとつの参考になります。
純利益が安定しているようなフランチャイズチェーンとして好成績をキープしていることが期待できます。
売上予測やモデル収益はフランチャイズ本部が独自に提示するものあるため、中には実際の売上以上の数値が書かれている場合があります。
企業全体の収益が安定しているかどうかも、フランチャイズ加盟するかどうかも判断基準のひとつとなります。 |