フランチャイズによくある売上予測に関するトラブル

最終更新日：2023年11月3日

• ◇売上予測とは？
• ◇売上予測から生じるトラブル
• ◇売上予測の根拠を確認する

◇売上予測とは？

本部が提示する売上予測はフランチャイズに加盟するかどうかの参考にひとつになります。
売上予測というのは本部がモデルケースを例に、フランチャイズ加盟店がどれぐらいの売上が期待できるかを提示しています。
“予測”という言葉があることから分かるように、売上予測はあくまでも予測であるため、その通りの売上を保証するものではありません。
お店によって立地条件、店舗規模、顧客層、地域性など各条件が異なるため、同じフランチャイズ加盟店でも売上は違ってきます。
フランチャイズに加盟する際は売上予測だけで判断せず、売上予測は参考程度に留めておく方が良いでしょう。

◇売上予測から生じるトラブル

フランチャイズ加盟して売上予測で提示された売上に至らないということでトラブルになるケースがあります。
売上予測に関するトラブルは本部と加盟店のどちらに否があるかというのは判断しづらいですが、トラブルは2つのケースが考えられます。
1つはフランチャイズ本部が実際の売上以上の売上予測を提示しているケースです。
加盟店を集めるために売上予測を多くしている、またはデータに根拠がなくいい加減な売上予測である場合はフランチャイズ本部に否があると言わざるを得ません。
もう1つは売上予測に根拠があるものの、売上予測だけでフランチャイズ加盟を決めてしまった場合は加盟店側にも責任があると言えます。
先述の通り、売上予測はあくまでも”予測”であるため、条件や加盟店の運営の仕方によっては売上予測に至らないことがあります。
ですので、フランチャイズ本部が提示する売上予測に根拠があるかどうか、加盟店が”予測”であると認識した上で加盟を決めたかどうかでトラブルに発展するか否かが分かれます。

◇売上予測の根拠を確認する

売上予測に関するトラブルを避けるためには、本部が提示している売上予測はどのようなデータを元に算出されているかなど、根拠を確認する必要があります。
売上予測の説明を求めた時にあいまいに濁すのではなく、根拠を説明したりデータを提示してくれるフランチャイズ本部の方が信頼ができます。

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