不利なはずの2.5等地で出店して儲かる秘訣とは！？

最終更新日：2023年11月3日

• 2.5等地は商売に不向き？
• 2.5等地なのに人気のワイン居酒屋・ヴィノシティ
  
• ヴィノシティが2.5等地で出店を決めたワケ
• 2.5等地の穴場で出店するメリット

商売をするなら一等地に出店するのが理想ですが、二等地以下でも充分な集客が可能な場所があります。
2.5等地という一般的には商売に不向きとされる場所で成功したワイン居酒屋・ヴィノシティの戦略を参考に、2.5等地で成功する考え方を解説したいと思います。

2.5等地は商売に不向き？

土地は一等地、二等地、三等地、四等地、五等地というように、数字によって立地条件を分けています。
最も立地条件が良いのは一等地で、数字が上がるほど立地条件が悪くなっていきます。

条件が良い場所で商売をするなら一等地で出店したいですが、一等地は条件がいいだけに賃貸料が高くなります。
二等地、三等地と立地条件が下がるほど賃貸料も安くなっていく代わりに、人目につきにくい場所になるため集客がしにくいというデメリットがあります。

2.5等地ということは、一等地よりは劣るものの商売は可能な二等地と、商売には不向きな三等地の中間にあたる場所であるため、商売するのにギリギリの立地条件の場所となります。
2.5等地だからといって必ずしも商売に不向きかというと、必ずしもそうではありません。
これから紹介するワイン居酒屋・ヴィノシティは2.5等地の場所でも集客に成功しています。

2.5等地なのに人気のワイン居酒屋・ヴィノシティ

ヴィノシティは東京都千代田区のJR・東京メトロ銀座線の神田駅から徒歩3分（JR新日本橋駅から徒歩4分）の場所にあるワイン居酒屋です。
比較的駅チカの立地条件ですが、人通りがそれほど多くない場所なので立地条件としては良いとは言えない、まさに2.5等地の場所にあります。
(参考リンク)ヴィノシティ運営会社の公式サイト

商売するのにはあまり有利とは言えない2.5等地にありますが、お店は連日賑わっています。
ヴィノシティは地下にお店があり、それだけ聞くとますます人目につきにくいではないかと感じられると思いますが、ヴィノシティは入口を路面店っぽく見せており、人目を引きやすいように工夫しています。

ヴィノシティが2.5等地で出店を決めたワケ

流行るお店なら2等地以上の場所の方が良かったのでは？と思われるかもしれませんが、ヴィノシティが2.5等地という不利な場所で出店しているのには、ちゃんとワケがあります。
ヴィノシティの藤森社長は出店をする際、駅から離れた立地にも関わらず賑わっているカフェ・ヴェローチェの近くを選びました。

カフェ・ヴェローチェがある場所は神田駅、小伝馬町駅、新日本橋駅の3つの駅を点で結ぶと三角地帯となっており、オフィスビルが多く立ち並んでいます。
神田駅へ向かうサラリーマンが多く、都心であるにも関わらず飲食店が少ないという、商売をする上で理想的な穴場的スポットだったのです。

立地条件だけみると2.5等地の場所に出店するのは商売に不向きですが、ヴィノシティが出店している場所はサラリーマンが立ち寄りやすい立地条件にあるため、2.5等地だからといって必ずしも集客に不利というわけではありません。
駅から離れた場所にあるのに賑わっているお店があり、かつ周りに飲食店が少ない場所を探してみると、2.5等地でも人が集まりやすい穴場が見つかるかもしれません。

2.5等地の穴場で出店するメリット

ヴィノシティの最寄り駅である神田駅周辺は坪単価で5〜6万円ですが、ヴィノシティがある場所はなんと坪単価1万5千円だそうです！
坪単価が3分の1という魅力的な地代でありながら、集客も充分にできる場所というおいしい立地条件となっています。

2.5当地の穴場で出店するメリットは、やはり地代の安さにあります。
地代が安い場所で出店することで新規開業のリスクを抑えることができ、毎月の地代家賃が安いので経営がしやすくなります。
ヴィノシティの藤森社長は2.5等地でも集客が可能な場所を探し、見事に商売を成功させています。
ヴィノシティの成功例から、出店場所のリサーチがいかに重要かがお分かりいただけるかと思います。
リサーチ次第で地代を抑えつつ、充分な集客が可能な穴場を見つけることができます。

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