最終更新日:2023年11月3日
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会社を経営したり、個人事業を営むには会計の知識が必要です。
お金の流れを把握するには会計の知識が必要で、他社の経営状態を見るのときにも会計知識が必要となります。
日々の会計処理は税理士や経理の従業員に任せているという経営者も、会社の運営をする上で会計知識は必ず役立ちます。
経営者なら覚えておきたい、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフローの3つの財務諸表の読み方を解説したいと思います。
貸借対照表は英語で「Balance sheet」、略して「B/S」と書かれます。
財務諸表の一つで、一定時点での資金の調達方法と、何に資金を使ったのかを記しています。
表は左右で分かれており、左側には資産を、右側には負債と純資産(合わせて総資本と呼ぶ)が記されています。
左側の資産は現金・預金・売掛金・受取手形・有価証券といった流動資産、土地・建物・機械などの固定資産の2種類があります。
右側の総資本のうち負債の部には買掛金・支払手形・未払金・短期借入金といった流動負債、社債・借入金などの固定負債、純資産の部には資本金・利益準備金・利益余剰金が記されています。
純資産は負債と同じ右側にありますが、負債と違って返す必要がないお金です。
銀行は融資をする際に純資産をチェックしていて、純資産を売却しても返却できない額の負債がある場合は融資を受けるのが難しくなります。
会社の経営状態を見るには、自己資本比率がいくらであるのかを計算します。
自己資本比率は以下の式で算出します。
自己資本 ÷ 総資本 = 自己資本比率
自己資本比率は純粋な資産を表しているため、自己資本比率が高いほど経営状態が良いと判断できます。
理想的な自己資本比率は70%ですが、40%以上あれば倒産しにくいとされているため、40%をひとつの目安に見てみると良いでしょう。
損益計算書は英語で「Profit and loss statement」、略してP/Lと表記されます。
一定期間の収益と費用の状態を表す財務諸表です。
損益計算書は以下の5つの段階で記されます。
・売上総利益(粗利)
売上高 − 売上原価
(売上から商品・製品の原価を差し引いたもの)
・営業利益(営業損失)
売上総利益 − 販管費
(給料・交通費・広告宣伝費などの販売費と一般管理費を差し引いたもの)
・経常利益
営業利益+(営業外収益 − 営業外費用)
(営業利益に対し、受取配当金・受け取り利息といった本業以外の収支・営業外収益 / 営業外費用を差し引いた企業の経常的な利益を表す)
・税引前当期純利益
経常利益+(特別利益 − 特別損失)
(土地の売却、退職金に支払い、災害などによる損失など、通常の年度には発生しない収支を加減した利益)
・当期純利益
税引き前当期利益 − 法人税などの税金
(税引き前当期利益から、法人税・法人住民税・法人事業税などの税金を差し引いた後の企業の最終利益)
キャッシュフローは英語で「Cash flow」、日本語に訳すと「現金流量」という意味です。
企業の収入から支出を差し引いて残ったお金を記した計算書で、企業のお金の流れが記されています。
キャッシュフローには以下の3つに分けて記されます。
・営業活動キャッシュフロー
事業による収入と支出の差額を記しています。
プラスである場合は手元にある現金が多く、マイナスである場合は現金不足で、マイナス状態が続いていると経営状態が思わしくないと判断できます。
・投資活動キャッシュフロー
株・債券・固定資産の取得や売却によって得た収益と支出を表しています。
・財務活動キャッシュフロー
資金が不足したときにはどう資金を補ったのか、資金が余ったときはどう使ったのかを現します。
資金不足の場合は借入金や社債の発行、自社株買いなどで資金調達をする、資金が余った場合は資金株主に配当を支払う、借金を返済する、といったことが記されています。
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