最終更新日:2023年11月3日
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ビジネス戦略を達成するためには、目標設定が不可欠です。
目標が定まっていないことには方向性が決められませんし、具体的な戦略を練ることができません。
ビジネス戦略を達成するためには、KPIとKGIが必要であるとされています。
本稿ではKPIとKGIの意味を解説していきます。
KPIは「key performance indicator」の略称で、「重要業績評価指標」という意味です。
目標達成のための尺度を計るための指標「業績評価指標(performance indicators)」の中で
特に重要なものをKPIとします。
「Key」、つまりビジネス戦略のカギとなる指標ということですね。
目標の進捗状態を示すための定義するものであるため、
KPIで成約率、成約件数、平均受注単価を設定して業務改善などに役立てます。
日次、週次など一定の期間で業務実績を計測し、進捗状態が思わしくなければ改善点を洗い出します。
KGIは「Key Goal Indicator」の略称で、「重要目標達成指標」という意味です。
目標達成のために指標を設定し、どのレベルに達すれば目標達成とするかを定義するものです。
例えば1年で売上高1,000万円達成など具体的な目標を設定します。
売上高や利益を指標にするのと分かりやすく、目標を具体的に数値化することで成果を計測します。
KPIもKGIもいずれも目標達成するために設定する指標ですが、KPIは目標達成までのプロセスに使われるのに対し、
KGIは目標達成したかどうかを計測するために使われます。
KPIとKGIと表現すると難しく聞こえますが、
つまりはKPIはプロセス、KGIは結果を示す指標ということなので難しいことはありません。
プロセスも結果もどちらも重要ですので、ビジネス戦略を成功させるためにKPIとKGIを設定しておく方が良いでしょう。
では、具体的にどのようにKPIとKGIを活用するのか、テーマに基いて解説したいと思います。
今回テーマにするのは「オンラインショップの売上げアップ」です。
売上げアップという目標を達成するにあたり、以下のようにKPIとKGIを設定したと仮定します。
・KPI
インターネット広告による集客5%アップ
検索経由による集客5%アップ
コンバージョン5%改善
リピート率5%改善
・KGI
売上げを20%アップ
上記のKPIとKGIの設定をそれぞれ見ると、KPIは売上げアップという目標を達成するために、
どのような点を改善すれば良いのかを挙げています。
オンラインショップですのでインターネット広告と検索経由による集約、
コンバージョンとリピート率の改善などが目標達成のためのプロセスとして挙げることができます。
KPIを設定するには現状を把握することが必要ですので、
KPI設定前にショップのアクセス数、流入元、コンバージョン率、リピート率などの分析が必要となります。
改善の余地がある点に関してはKPIとして改善数値を挙げることにより、
具体的にどのくらい改善を目指すのかがハッキリと認識できます。
KGIは目標ですので、具体的な目標達成数値を挙げます。
漠然と売上げをアップするという目標だけでは何をもって目標達成か分かりませんし、
目標達成に対する意識がしにくいので具体的な数値を挙げることはとても重要です。
KPIとKGIのどちらを先に決めるかは人それぞれで、
KPIで達成可能な数値を挙げた上でKGIを設定してもいいですし、
KGIを設定した上でその数値を達成するために何をすべきかを洗い出しても構いません。
いずれにしてもKPIは現状を把握・分析した上で実行可能な内容を設定することが重要で、
KGIを達成するためにどうすべきかを考えなければなりません。
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