起業前に確認しておくべき8個のチェックリスト

最終更新日：2023年11月3日

• （1）ビジネスになる事業か？
• （2）月にどれくらい稼げるビジネスなのか？
• （3）当面の生活費は充分か？
• （4）事業の方法は？
• （5）その市場について充分調査したか？
• （6）競合調査はしたか？
• （7）出店場所の調査は充分行ったか？
• （8）スケジュール

よく考えず勢いで起業してしまって失敗…なんてことにならないように、事前準備をしっかりしておきましょう。
これから起業をする方のために、起業前にしておくべきチェックリストをまとめました。
しっかり準備ができているかを確認するために、事業を始める前にチェックしてみてください。

（1）ビジネスになる事業か？

これが最も重要な項目といっても過言ではありません。
希望的観測でお金になるだろうと考えるのではなく、ビジネスになる事業であるかどうかを起業前にもう一度考えみましょう。
いくら優秀な商品やサービスでもニーズがなければビジネスになりません。
市場のニーズはあるのか、顧客を獲得できるプランはあるかなど、ビジネスになる要素を備えている事業であるかを確認しておきましょう。

（2）月にどれくらい稼げるビジネスなのか？

起業したら自分で利益の計算をしなければなりません。
「これくらい稼げるだろう」というあいまいな計算ではすぐに資金繰りが困難になります。
できれば起業前に会計を学んでおいた方がいいでしょう。
税理士に任せる予定の方も任せっきりにするのではなく、貸借対照表や損益計算書の読み方ぐらいは覚えておくことをおすすめします。
正確な売上を算出するのは難しいですが、粗利はどれくらいなのかなどを事前に計算しておきましょう。

（3）当面の生活費は充分か？

事業が波に乗るまでは貯金でやりくりしなければならないので、それまでに必要な生活費を考えておかなければなりません。
貯金を全て事業に投資してしまうと、事業開始後の生活がままならなくなります。
起業後すぐに黒字になる最高のケースを想定するのではなく、最悪のケースを想定して貯金を多めに残しておきましょう。

（4）事業の方法は？

事業の方法はひとつではありません。
フランチャイズに加盟して起業するという方法もあります。
一から事業を築き上げていくよりも、フランチャイズにノウハウを提供してもらい、ネームバリューを利用する方が効率的です。

もちろんフランチャイズが絶対に正解というわけではありませんので、参入しようとしている事業の特性や自分の経験の有無などを考え、どの方法で起業するのかよく考えましょう。

（5）その市場について充分調査したか？

勝てる見込みのない強大な競合や多くの同業他社がいる市場より、未開拓の市場を選ぶ方が勝てる見込みがあります。
既存の市場でも新しい価値を加えることでニーズを獲得することは可能です。
いずれにしても市場について調査しなければ、事業戦略を立てることができません。
起業する前に、その市場について充分調査したか、もう一度考えてみましょう。

（6）競合調査はしたか？

事業を行う上で競合調査は欠かせません。
市場のシェアもそうですし、出店場所にも競合は絡んできます。
確かに競合調査は面倒ですし時間もかかります。
しかし、その労力を怠っていては競合他社に勝てる見込みは少ないでしょう。
競合他社の強みは何か、他社に勝てる強みは何かを知るために、事前にしっかりと競合調査をしておきましょう。

（7）出店場所の調査は充分行ったか

小売店や飲食店の場合、出店場所は集客に大きく影響します。
一等地だからといって必ずしも成功するわけではなく、二等地や三等地でもニーズや戦略によっては充分勝負できます。
出店場所の年齢層、人の流れ、周囲の店舗など、出店場所の調査は充分に行う必要があります。

たったひとつ道路を隔てただけで集客が大きく変わることがあるので、不動産屋に薦められるがままに契約するのではなく、何度か出店候補地に足を運んで人の流れを観察することをおすすめします。

（8）スケジュール

充分に市場や競合調査を行い、この事業でビジネスをすると決めたら、スケジュールを立てましょう。
まだ退職をされていない方は、退職の予定も含めて日程を調整しなければなりません。
起業に予定外のトラブルはつきものなので、余裕を持ったスケジュールにしましょう。

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