介護・デイサービスで開業するためのポイント

最終更新日：2023年11月3日

• 参入する介護事業の分野を決める
• これからニーズが高まると予想される介護事業
• 介護施設の開業場所の条件

参入する介護事業の分野を決める

一口に介護事業と言っても、リハビリができるデイサービスから、入浴に特化したデイサービス、リハビリ・運動に特化したデイサービス、訪問サービス、少人数制のデイサービスなど事業所によって内容が様々です。
食事や入浴、レクリエーションなど総合的なデイサービス施設とするのか、それとも入浴やリハビリなど、特定のサービスを専門とするのかを選択しましょう。

2015年以降は団塊の世代が定年を迎え、これから介護事業のニーズがますます高まっていき、介護事業者が増えることが予想されます。
開業を予定している地域にすでに介護事業者が複数ある場合、特定のサービスを専門とするデイサービスを選ぶなど、他の介護事業者にはない専門性で入居者を集めることも可能です。

これからニーズが高まると予想される介護事業

訪問サービスは、将来的にニーズが高まると予想されます。
例えば訪問マッサージやリハビリサービス、理美容サービスなどが挙げられます。
通うのが困難な方には訪問リハビリサービスはとても助かるサービスです。
事業者本人が資格を持っていなくても、整体師やあん摩マッサージ指圧師などマッサージに関する資格を持っているスタッフを雇用して経営することもできます。

理美容の訪問サービスを行っている事業者はまだ少ないですが、将来的にニーズが高まると考えられます。
自宅で理美容サービスを受けたいと希望する高齢者のために、訪問で理美容を行うサービスは非常に喜ばれます。

介護施設の開業場所の条件

デイサービスなどの介護施設は、駅前や国道沿いなど人通りや車通りが多い場所より、住宅街の中など周辺環境が落ち着いた場所の方が適しています。
静かな場所の方がゆっくり過ごせますし、治安のいい地域の方が安心して通ってもらえます。
介護事業は口コミの効果が大きいので、立地条件よりもサービスの充実がとても重要となります。

学校の周辺はパチンコ店や風俗店などが出店できない決まりになっているので、安全性を考慮して学校周辺も視野に入れるのも良いかと思います。
地域の子どもとの交流もしやすいので、学校周辺も候補地として充分考えられます。

訪問サービスなら立地場所を問いませんし、自宅を事務所にすることもできます。
最初は自宅で開業し、事業の成績によって事務所を借りたり、スタッフを雇用するなど、無理をせずに事業を始めましょう。

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