ビジネスアイデアが思いつかない時に試したい4つのアイデア発想法

最終更新日：2023年11月3日

• 既存の市場の課題を解決するアイデアを考える
• 付加価値を与えるアイデア
• 自分が感じている不満をアイデアにする
• 場所を変えてみる

新しいアイデアを生み出すのは容易ではありませんが、考え方次第でアイデアを生み出しやすくすることができます。
ビジネスアイデアの発想に活用できる、アイデアの発想法を4つご紹介したいと思います。
いずれも難しい発想法ではありませんので、ぜひ試してみていただければと思います。

既存の市場の課題を解決するアイデアを考える

ビジネスのアイデアを考える時、誰もまだ思いついていないビジネスを考えてしまいがちですが、これまでにないビジネスは前例がないですし認知されるまでに時間とコストがかかるというリスクがあります。
新しいビジネスは成功すれば大きな収益を得られる可能性がありますが、リスクと秤にかけた場合、既存の市場の課題を解決するアイデアを考えた方が
リスクを抑えて既存の市場で新しいニーズを獲得できます。

既存の市場の課題を解決するアイデアを考えるには市場調査が肝心で、調査をしないことには課題も解決方法も見つけられません。
何もないところからアイデアを絞り出すのは大変ですが、課題を見つけてそれをどう解決するのかを考える方がアイデアが出やすいです。

付加価値を与えるアイデア

既存の市場の課題を解決する以外に、付加価値を与えるのもひとつのアイデアです。
今ある商品に別のサービスを加えれば新しい商品になります。
ゼロから一を生み出すのではなく、一のものを二、三にすることを考えた方がアイデアは出やすいでしょう。

例えば既存の飲食店でも効率化やコストリダクションを考えたり、スピードアップを考えてみれば違った提供の仕方ができるかもしれませんし、既存のメニューに全然違ったジャンルのメニューを組み合わせれば今までにない新感覚のメニューが生まれるかもしれません。
新しいアイデアが思いつかない時は、既存の商品・サービスに付加価値を与えることを考えてみてはいかがでしょう。

自分が感じている不満をアイデアにする

普段、自分が生活していて不便だなぁと思うことや、こんな商品・サービスがあったらいいなと感じることは立派なアイデアになります。
あったらいいな＝あったら便利ということですし、他の人も同じように感じているならそれは世の中にあって欲しいと望まれている商品・サービスです。
コストや技術的な問題から実現が難しいアイデアもあるかと思いますが、シンプルな発想で解決できる問題もたくさんあります。

日常の何気ないところにアイデアのヒントはあるもので、買い物に出かけた時や食事をしている時など、視野を広げて見てみると意外なところにアイデアが落ちていることに気づきます。
自分が感じている不満をアイデアにするのは分かりやすい発想法ですし、自分が使ってみたくなる商品・サービスなら自然と開発にも力が入ります。

場所を変えてみる

既にある商品・サービスを提供する場所を変えてみると、また違ったビジネスになることがあります。
例えばグリコは会社にお菓子を置く「オフィスグリコ」というサービスを提供しています。
「オフィスグリコ」は職場のリフレッシュをコンセプトに、オフィスにお菓子ボックスや冷凍冷蔵庫を無料提供していつでもお菓子が食べられるようにしたサービスです。

このアイデアが優れているのは既存の商品の提供場所を変えることにより、新しい価値を与えたことです。
配達員がお菓子を配達してくれるシステムで、わざわざ外に買いに行かなくてもお菓子が食べてリフレッシュできることから、福利厚生の一環として導入する企業が増えています。

フランチャイズもこの場所を変えるというアイデアに当てはまります。
アメリカで流行しているビジネスがあったとして、それを日本に持ち込めば新しいビジネスになります。
もちろん国民性や文化の違いがあるので他の国で流行していても日本で流行するとは限りませんが、日本の文化にも合っているビジネスなら取り入れてみる価値があるでしょう。

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