最終更新日:2023年11月10日
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フランチャイズではロイヤリティという言葉をよく使いますが、ロイヤルティという似た言葉もあります。「ロイヤ”リ”ティ」なのか「ロイヤ”ル”ティ」なのか、どちらが正しいのかよくわからないですよね。
そこで本記事では、ロイヤリティとロイヤルティの違いを解説します。フランチャイズに加盟するなら必ず覚えておきたい言葉なので、意味の違いを理解しておきましょう。
「ロイヤリティ(royalty)」は、「特許権使用料」「著作権使用料」という意味があります。カタカナでは「ロイヤ”リ”ティ」と表記されることが多いです。
正確な発音は「rˈɔɪ(ə)lti(ロイヤ”ル”ティ)」であるため、「ロイヤリティ」は日本語読みとなっています。もうひとつの「loyalty」の発音は「lˈɔɪ(ə)lti」で、「r」と「l」に違いがありますが、日本語で「ロ」を区別して表記するのは難しいといううことから「ロ」と「リ」で区別し始めたのでしょう。
「ロイヤリティ」は、特許権、商標権、著作権といった知的財産権への対価という意味で使われます。「王位」や「王権」という意味もありますが、カタカナで「ロイヤリティ」と表記するときは「知的財産権への対価」の意味で使う場合がほとんどです。
後ほど詳しく解説しますが、フランチャイズではノウハウやサポートの対価として「ロイヤリティ」を支払います。
「ロイヤルティ(loyalty)」は、「忠実」や「忠誠」といった意味の英単語です。企業やブランドへの愛着心という意味で使われます。
「ブランドロイヤルティ」という言葉がありますが、これはマーケティング用語で特定のブランドを購入し続けるという意味です。特定のブランドへの愛着心が強く、代替ブランドがあってもそのブランドしか購入しない消費者の忠誠心を指します。
フランチャイズのロイヤリティは、ノウハウやサポートへの対価として支払うお金のことです。「ロイヤ”ル”ティ」と表記されることもありますが、フランチャイズで使用する場合は商標や著作権の使用料という意味で使います。
ロイヤリティはフランチャイズにおける重要な仕組みのひとつで、加盟店はロイヤリティを支払うことで通常は公開されない企業のノウハウを知ることができるのです。
ロイヤリティはフランチャイズ本部によって金額や料率が異なります。以下の3つが代表的な方式です。
売上歩合方式
売上の○%といったように、売上に応じてロイヤリティを支払う方式です。
粗利分配方式
粗利金額に対して一定率のロイヤリティを支払う方式です。主にコンビニフランチャイズで採用されています。
※粗利は販売価格から仕入原価を差し引いた金額
定額方式
売上に関わらず、毎月固定のロイヤリティを支払う方式です。
本部がどの方式を採用しているのか、また何%のロイヤリティを支払う必要があるのかは非常に重要なポイントです。ロイヤリティの料率が高いと負担が大きいですが、ブランド力やネームバリューによる集客力が強ければ得られる利益も大きくなるでしょう。
反対に、ロイヤリティが低いけれどブランド力が弱かったり、サポートがイマイチだったりという場合もあります。しかし、高ければ良いというわけでもないですし、低いからといって必ずしもサポートが不充分というわけでもありません。
大事なのは、そのロイヤリティに見合った利益やサポートが得られるかどうかです。その業種のロイヤリティの相場を大きく逸脱していたり、ロイヤリティの割にサポート内容が薄かったりする場合は考え直したほうがよいでしょう。
加盟金や仕入れ金額との兼ね合いもありますので、ロイヤリティの金額だけで判断せず、全体のバランスを見て判断してください。
「ロイヤ”リ”ティ」と「ロイヤ”ル”ティ」の使い分けはおわかりいただけたでしょうか?正確にカタカナ表記をするならどちらも「ロイヤ”ル”ティ」となるのですが、「ロ」では区別しにくいため「リ」と「ル」で使い分けをしています。
ただ、知的財産の使用料を示すときも「ロイヤ”ル”ティ」と表記することもありますので、前後の文脈から判断してください。「ロイヤ”ル”ティ」はマーケティング用語として使われることが多いので、どのジャンルで使われるかにもよります。
フランチャイズでは「ロイヤ”リ”ティ」がよく使われるので、意味を理解して正しく使い分けましょう。
「リ」と「ル」だけの違いなので少しややこしいですが、それぞれ意味が異なります。「ロイヤリティー」と伸ばすなど表記が統一されていないこともありますが、フランチャイズでは「知的財産の使用料」という意味であると理解しておきましょう。
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