マッサージ店をフランチャイズ開業！？市場動向や費用も解説！

最終更新日：2023年11月10日

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最近街角や駅の中、ビルなどのさまざまな場所で見かけることが多くなったマッサージ店。忙しい現代日本の中でも短時間で疲れを癒せる場所として、利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは、そんなふうに数を増やしているマッサージ店の経営に「自分もチャレンジしてみようか……」という方に向けて解説をしていきたいと思います。

マッサージ業界はどのような現状なのか、開業費用はどれくらいなのか、マッサージ店をフランチャイズで開くならばどんなメリットがあるかなどを紹介するので、興味がある方はぜひご覧ください。

1.マッサージの市場動向とは？！
2.マッサージをフランチャイズにすると費用はどれくらい？
3.フランチャイズの他の業種と比較してみよう！
4.まとめ

1.マッサージの市場動向とは？！

マッサージ業を含むリラクゼーション業界は、近年の健康ブームや癒しブームの影響を受けて、日に日に市場規模を拡大しています。人々の意識が「病気や不調を治す」というものではなく、「病気や不調を予防する」というものに変化してきたことが考えられるでしょう。

また、リラクゼーション業界のビジネスモデルは、リピート客を獲得し続けることによるものです。長い時間が経経つほど顧客は着実に増えるため、安定した収益を手に入れることができます。マッサージというサービスが商品であるため在庫を抱えるリスクもなく、収益を上げやすい仕事と言えるでしょう。

このように波に乗っているマッサージ業ですが、一方で心配な面も存在します。それは業界内での競争の激しさです。

マッサージ店の数は増加を続けており、今ではあまり珍しいものではなくなりました。それどころか、全国に約20万店舗もあるとい言われています。コンビニの数が約5万店舗なので、コンビニの4倍も多く存在するということです。マッサージ店は価格競争が激しさを増してきており、低価格のサービスを提供する店も増えてきています。

また、マッサージが世の中で需要を伸ばし続ける一方、働き手は減少しています。若い世代のスタッフが集まらず、将来に向けた人材育成がなかなかできないという問題が起こっているのです。

このように人材不足が深刻化し始めているマッサージ業ですが、だからこそ、独立開業して自分のマッサージ店をもつという挑戦にぴったりなのではないでしょうか。しかし、店舗数が多く競争率が高いことから、不安な面もかなり大きいと思われます。そんな方に向けて、フランチャイズ制度を使った開業をおすすめします。

マッサージ店をフランチャイズで経営するならば、人材育成のための充実した研修を受けられることはもちろん、立地や内装が立派な物件を店舗として出店することができます。マッサージ業が初めての方、店を開くのが初めての方でも安心です。

マッサージの市場動向とは？！

2.マッサージをフランチャイズにすると費用はどれくらい？

マッサージ店を自力で開業しようとすると、用意すべき機材や設備を踏まえた多くの資金が必要になります。費用がかかかるポイントはおもに3つです。

・店舗物件の土地代

競争率の高いマッサージ業界は、少しでも集客に有利な店を作らなければなりません。そのため、ほぼ必然的に立地の良い場所にある物件を選んで利用することになります。

駅が近いなどといった立地が良い場所は基本的に土地代が高いものなので、かなりの出費が必要です。東京の中心地、駅に近いビルに店舗を構えるならば月に30万円ほどの賃貸料になるでしょう。この場合、1年で360万円にもなります。

・設備費用

マッサージに使うベッドや機材は高価なものです。ベッドは1台10～30万円ほどかかるものが多いので、数台導入すれば100万円を超えます。その他内装工事や備品、機器などを合わせると500万円を超えるおそれも十分にあるでしょう。

・広告費

意外と費用がかかるのが広告費です。店を開くならば、顧客を獲得するために宣伝や広告は必須なので、あまりにも費用をおさ抑えるわけにはいきません。ホームページ作成やチラシ作り、新聞の折り込み広告などを利用するとして、およそ50万円～60万円は必要になるでしょう。

ここにあげた3点以外にも細かな必要費用がありますし、少なくとも1,000万円以上は開業資金として確保しておかなければならないでしょう。決して個人で簡単に用意できる金額ではありません。

しかし、マッサージ店をフランチャイズで開業するならば、費用をかなりおさえることができます。物件代はか掛かりますが、賃貸ではない場合が多いため、継続した家賃出費は必要ありません。また、設備も委託されるため、細かい備品などの雑費のみで済ませることができます。

会社によってはフランチャイズ加盟金と研修費のみで開業可能、というところもあるため、かなり安く店を開くことができます。フランチャイズでのマッサージ店開業資金は、約150万円～400万円です。

3.フランチャイズの他の業種と比較してみよう！

マッサージ店のフランチャイズ経営の大きな特徴は、「副業スタイルで経営できる」という点です。コンビニ経営や飲食店経営などの場合、フルで働きながら常に自分の店と親会社の利益獲得に忙しく働かなければなりません。

経営初心者でもなかなかノウハウを勉強する時間を確保することができず、常にたくさんのお客様を対応し、気を張りつめさせておく必要があるでしょう。また、店舗の売り上げがなかなか伸びなくなれば、フランチャイズ契約を継続させることができなくなるおそれがあり、生活が苦しくなってしまいます。

しかし、マッサージ店のフランチャイズならば副業が可能です。もしくは逆に、マッサージ店を副業として働くことができます。そのため他の仕事と並行しておこなうことで安定した収入を得ることができますし、もともと別の仕事を本業としている方でもオーナーとして働き始めることができます。これは他の業界にはなかなかない特徴なので、生活スタイルが多様化してきている今、便利なポイントではないでしょうか。

フランチャイズの他の業種と比較してみよう！