ナポレオン・ヒルの名著「思考は現実化する」にある6ヶ条を巡る考察

最終更新日：2023年11月10日

成功哲学の祖

アメリカの著作家であり、成功哲学の祖と言われるナポレオン・ヒル。この方は「思考は現実化する」という著書で有名ですが、カーネギーホールやカーネギーメロンを設立した鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーさんという方がナポレオン・ヒル博士に直伝した6ヶ条は特に、ナポレオンヒルプログラムの肝であり、特に様々な媒体で紹介されています。「思考は現実化する」よりこの肝の部分を抜粋してみたいと思います。

1.実現したいと思う願望を「はっきりさせること」。つまり単にお金があれば、というような願望は無意味であることを知る。

2.実現したいことや望むものを得るためには、変わりに何を差し出すのかを決めること。代償が不要な報酬はゼロです。

3.実現したいと思っている願望を取得する最終期限を決めること。

4.願望を実現するために詳細な計画を立てること。またその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移すこと。

5.実現したい具体的な願望、その代償、最終的期限、詳細な計画、これらを紙に詳しく書くこと。

6.紙に書いた宣言を、１日に２回起床直後、就寝直前になるべく大きな声で読むこと。またこのときにはもうすでにその願望を実現したものであると考え、またそう自分に信じ込ませることが大事である。

努力のための6ヶ条

具体化する、代償を決める、最終期限を決める、計画を立てる、紙に書き出す、宣言する、、これだけを読んでみて、それほど難解ではないと思います。もちろん分厚い原書についてはもっと難解なものがたくさん含まれていますので、この現代的にアレンジしたものだけでは不足しがちかもしれません。またこの6ヶ条こそが本の中でもっとも難解な部分であり、この部分さえクリアできれば半分は成功を掴んでいるようなものかもしれません。

思考を現実化するためには、努力することが肝心、というよりも、ある意味で自分の深層心理にしっかりと訴えていくことがもっとも必要である、という感じもします。「思考は現実化する」はちょっと重たいかもしれない、と感じた方には「巨富を築く１３の条件」という著書がお勧めとよく言われます。

目標を明確にし、それを紙に書くこと

著書の中でナポレオン・ヒルは特に、「目標を明確にし、それを紙に書くこと」と何度も言っています。頭の中で目標ができたとしたら、もちろんはっきりしないものであっても、この著書を読んだ経験を踏まえて目標として設定してみるのもよいかもしれません。例えば独立起業を考えている方にとっても、より有意義な生活を送れるようになるでしょう。

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