最終更新日:2023年11月3日
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開業するにあたり一人で開業すべきか、それとも誰かと一緒に開業すべきかと悩んでおられる方は多いかと思います。
個人事業主として一人で開業するか、複数人で開業するかの悩みの参考に、一人で開業するメリット・デメリットを解説します。
【決定権は自分が持てる】
一人で起業するということは、決定権は全て自分が持つことができます。
成功するも失敗するも自分次第。
自分の裁量で事業を進められるのが一人で起業する魅力です。
【自由に仕事ができる】
一人なら上司・部下の関係がありませんし、共同開業者との関係も考えなくていいので自由に仕事ができます。
責任は全部自分が負うことになりますが、その分自分の裁量・自分の考え・自分のペースで仕事ができるのは一人で企業する大きなメリットです。
【時間に縛られない】
自由に仕事ができるメリットにも含まれますが、時間的に縛られません。
サラリーマンだとどうしても時間的な縛りが多いですが、個人事業主は働く時間も休日も自分で決めることができます。
【低資金でも開業が可能】
事業の種類によりますが、一人で開業するなら資金が少なくても開業できます。
独り身なら自分の生活費だけ確保できればいいですし、結婚されている方は家族を養えるだけの収入を確保できればいいので、共同開業者の生活のことを考えなくても済みます。
【何歳まで働くか自分で決められる】
個人事業に定年退職はありませんので、何歳まで働くかを自分で決めることができます。
一般的な定年退職の年齢を超えても働き続けられますし、老後の資金が十分貯まったら早めに事業を止めて自分の趣味に没頭することもできるので、定年退職を考えずに自分が納得するまで働けます。
【自己管理が難しい】
個人事業主、特に自宅で一人で仕事をする場合、自己管理をしっかりしないとダラダラしてしまいがちです。
起きる時間を決めずに昼すぎまで寝てしまったり、その日のやる気によって仕事をしなかったり、なかなか仕事が進まないなど、自己管理ができない人には向いていません。
【キャパオーバーのリスク】
自分の能力以上、または時間的に無理がある仕事の受け方をしていると、キャパオーバーに陥いるリスクがあります。
デザイナーやクリエイターの場合、納期に遅れるとクライアントの信頼を損ないますし、ハウスクリーニングサービスなど依頼者のお宅に伺う事業の場合、約束の時間に遅れると信頼を失ってしまいます。
【相談できる相手がいない】
一人で開業するのは人間関係の煩わしさがないので気楽ですが、相談できる相手がないため、誰かに助けて欲しい時も一人で解決しなければなりません。
【体調を崩すと仕事ができなくなるリスク】
一人で全ての事業を行っている場合、自分が体調を崩して仕事ができなくなるリスクが伴います。
複数人で事業を行っている場合は誰かがカバーしてくれますが、個人事業は自分が体調を崩すと仕事がストップし、収入もその分ストップしてしまいます。
自己管理ができていないと体調を崩しやすいので、規則正しい生活をして常に体調管理に気をつけなければなりません。
【経理や事務の解決法】
会社なら経理や総務が会計・事務をしてくれますが、個人事業主は経理や事務も全部自分でやらなければならないので、雑務に時間を取られてしまいます。
デメリットで挙げた点は、個人事業主が解決すべき課題と言えます。
解決法をいくつか紹介したいと思います。
【キャパオーバーのリスクの解決法】
「キャパオーバーのリスク」については、外注・アウトソーシングを利用することである程度解決できます。
個人事業主は雇用される側から雇用する側となるわけなので、クラウドソーシングを活用して他の個人事業主や副業をされている方に外注することで一人では不可能な仕事もこなせます。
ただし、いい加減な人に依頼すると途中で連絡が取れなくなったり、納期に遅れてしまうリスクもあるので注意が必要です。
【経理や事務に時間を取られる】
最近はクラウド上で利用できる会計ソフトが増えていて、個人事業主なら無料、またはリーズナブルな料金で利用できます。
銀行やクレジットカードを登録しておけば自動で記帳してくれますし、青色申告書の作成もしてくれるソフトもありますし、請求書や納品書の発行・管理ができるサービスもあります。
会計ソフトや請求書・納品書作成サービスを利用すれば経理や事務にかける時間を減らすことができます。
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