こんなケースは失敗してしまうかも！？起業準備で失敗しがちな3つのこと

最終更新日：2023年11月3日

• 十分なスキルが身につくまで起業しない
• 人脈づくりの効果がなかった
• 資金不足を言い訳にしてしまう

起業で成功した話は積極的に聞きたいと思いますが、失敗した話には目をつむってしまいがちです。
しかし、起業や起業準備で失敗した人の経験を聞くことは、成功するための重要な情報となるため、失敗談にも耳を傾けましょう！
効率の悪い起業準備で時間を無駄にしないために、起業準備でやってしまいがちな3つの失敗例をご紹介します。

十分なスキルが身につくまで起業しない

スキル習得に時間をかけ過ぎるとどんどん起業が遅くなってしまいます。
もちろんスキルがあるにこしたことはありませんし、起業準備しながらスキル習得や知識を得ることは必要ですが、どこまで準備しても十分ということはないため、どこかで区切りをつけなければなりません。

実務のスキルは実際に仕事をしてから身につくものですし、起業前に習得したスキルが実務では通用しないこともあります。
どれだけ準備を念入りにしてもああすれば良かった、こうすれば良かったということは必ず出てくるので、時間をかけ過ぎてチャンスやタイミングを逃してしまうより、起業して実務をこなしながら学んでいく方が効率が良いと言えます。

フランチャイズに加盟して起業するなら事前の研修で実務に必要なスキルや知識を学ぶことができますし、実店舗での研修を実施しているところもあります。
特に未経験の業種で起業するときはスキルや知識がないことを不安に感じるかと思いますが、未経験者でも開業できるように研修やサポートを充実させているのがフランチャイズの良さなので、フランチャイズに加盟される予定の方は研修も視野に入れて起業準備をされるのが良いかと思います。

人脈づくりの効果がなかった

いろいろなセミナーを受けてみたり、異種交流会に参加してみたりと、起業前に人脈づくりをされている方は多いと思います。
有益な出会いがあった方もいれば、全く効果がなかった方もいらっしゃいます。

セミナーに参加するのはタダではありませんので参加するほどお金がかかりますし、時間もとられます。
数多くのセミナーや異種交流会に参加したからといって、必ずしも有益な出会いがあるとは限りません。
不安を感じる怪しげな勧誘をされたりもします。

誤解しないでいただきたいのは、起業準備前の人脈づくりは必要であり、培った人脈が起業後に助けてくれるケースはたくさんあることです。
大事なのは量で出会いを求めるのではなく、質で人脈づくりをすることです。

セミナーや異種交流会にたくさん参加したから有益な出会いがあると考えず、事前に参加するセミナーや講師、参加者の傾向などの情報を収集し、どのセミナーが有益なのかをある程度選別した方が良いでしょう。
お金を払うわけですから、中身が伴わないとお金も時間も無駄にしてしまいます。

資金不足を言い訳にしてしまう

資金に余裕があるにこしたことはありませんが、資金を投じたからといって事業は成功するわけではありません。
世の中には少資金で起業して成功されている事業家はたくさんいらっしゃいます。
資金不足を言い訳にしてしまうと、見えるものも見落としてしまいます。

手元にある資金が少ないときにできるのは、資金を貯めることだけではなく、少資金でも開業できるビジネスがあるか探すことです。
たとえば自宅開業ができるビジネスや、小スペースを活かしたビジネスなど、探せば少資金で始められる事業は必ずあります。

少資金での起業は失敗したときのリスクを最小限に抑えることになりますし、初期投資費用を早く回収することができます。
たとえ開業してしばらく収入がなくても生活だけの余裕を持っておくことは必要ですし、あるていどは資金を貯めておくべきだとは思いますが、資金をかけることだけに意識がいって、少資金で開業できるビジネスを見落としてしまうのはもったいないです。

ハウスクリーニング、結婚相談所など、自宅開業できるフランチャイズもたくさんありますので、資金が少ないからといって起業を先延ばしにせず、今ある資金で開業できるビジネスを探してみてはいかがでしょう。

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