最終更新日:2023年11月3日
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店長やオーナーが不在の時間帯が比較的多いコンビニエンスストアでは、店舗業務の一切を預けられるスタッフを育成することが課題となります。そのためには、スタッフ一人ひとりの適性を、オーナー自身の目で見極めていかなければなりません。
必然的に、セブンオーナーにはスタッフとのコミュニケーション能力も求められるようになってきます。オーナーとスタッフが遠慮せずに意見を交わせるような職場環境がいかに重要であるか、ここではその点について説明します。
コンビニ経営では、開店初期からスタッフに現場の業務を任せなければならなくなります。なぜなら、コンビニエンスストアは24時間営業だからです。
はじめのうちは経営パートナー(配偶者、親、子など)とで切り盛りするというセブンオーナーが多いですが、家庭にとって大きな負担となるため、いつまでもそれに頼るのはお勧めできません。やはり、出来るだけ早期に信頼できるスタッフを育てて行けるかどうかが、コンビニ経営においてはひとつのキモであるといえます。
とはいえ、経験の浅いスタッフに託すことのできる業務には限りがあります。日報作成や商品発注などは、いずれ任せることもできますが、売り上げ管理やOFC(店舗経営相談員)とのミーティングなどは、セブンオーナーの重要な仕事です。
そこで、これらのオーナー業務で売り場を空けている時間に少しずつ業務を任せてみたり、朝夕の引き継ぎの際に集中的に指導を行ったりするなど、スタッフ教育の場を効率よく設けていく工夫が必要となります。ゆくゆくは、オーナー不在の時間帯や、多店舗展開したときの2号店の店長を委ねる人材を育成しているのだという意識を、セブンオーナー自身が持たなければなりません。
ある程度経営が安定してきたら、スタッフに任せる業務を増やしていきましょう。将来的に複数店舗を構える予定があるのであれば、思い切って帳面業務に携わってもらうのも良いでしょう。そうして少しずつ仕事をスタッフに割り当てていくことで、スタッフの間にもコンビニ経営に対する自覚とやりがいが芽生えていきます。
ここで成功へのカギを握るのは、スタッフ一人ひとりの個性を見抜き、仕事の向き不向きを把握することです。それぞれのスタッフの能力に合った役割を分担していくことで、コンビニ経営をさらに効率的に改善していくことができます。その中から、さらに意欲のあるスタッフを選び抜いて、未来の店長候補を育て上げていくのが理想的な形だといえるでしょう。
各スタッフに適した役割を見出していくには、日ごろのオーナーとスタッフの関係構築が大切です。とくに、朝夕の引き継ぎ時にしっかり情報交換ができる体制になっているかどうかが、店舗の運営にダイレクトに影響します。オーナーとスタッフが相互に思ったことや疑問を伝え合って、その場で解決していけるような環境づくりを、日ごろから心がけておきましょう。
ここで、お互いに発言しやすい環境を整えていくためには、オーナー自身がスタッフとのコミュニケーションに対して積極的でなければなりません。ときには冗談も交えつつ話しやすい雰囲気で、ときには真剣な態度でスタッフとの距離感を保ち、職場としての一体感を作り上げていくことが大切になってきます。
アルバイトの抱えやすい問題点については、コンビニアルバイトの経験者がもっともよく分かっているはずです。他の業界と同じように、いわゆる「たたきあげ」の人材は、一朝一夕には得難い貴重な存在といえます。
セブンイレブンでは、コンビニ業務未経験からのフランチャイズオーナーを広く募集する一方で、セブンスタッフからのセブンオーナー独立をバックアップする「スタッフ独立支援制度」を設けています。この制度は、セブンイレブンでアルバイトとして通算3年以上勤務しているスタッフに対して、独立時のセブンイレブンチャージ(ロイヤリティ)軽減措置の優遇を得られるものです。
条件を満たしていれば、一般のスタッフからでもセブンオーナーとして店舗を構えることができますが、制度の利用者の多くは店長経験をあらかじめ積んでおくことが、独立に際しての大きなアドバンテージであると考えているようです。
まずはアルバイトとしてセブンイレブンに勤め、店長として抜擢され、そして頃合いを見て自身がセブンオーナーとして独立する。この手順を踏んでオーナーになれば、たしかにスタッフにどのように役割を振って、業務を預けていくかについて、そこまで頭を悩ませる必要がなくなるでしょう。
もちろん、未経験から新規オーナーとなる際にも、さまざまな研修プログラムをひと通り受けることになります。開店後も、店舗経営相談員からのアドバイスを常に得ることができます。じっくり経験を積んでから独立するか、それとも未経験から一念発起するか、いずれのルートを選ぶにしても、セブンイレブンのサポート体制はしっかりしているので安心です。
多数のスタッフを抱え、店舗を24時間運営していかなければならないコンビニオーナーにとって、それぞれのスタッフが惜しみなく能力を発揮できる環境づくりは、何よりも重要な役割のひとつです。スタッフ一人ひとりに目を配り、全員が主体的に運営に関わっていけるような職場こそが、オーナーもスタッフも輝けるコンビニといえるでしょう。
「セブンイレブン」のフランチャイズの詳細は、以下のページでご覧いただけます。
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