最終更新日:2023年11月3日
続々独立開業中!独立開業をした方々に人気のフランチャイズ本部ベスト10を公開中。
いま注目の急成長ビジネスがひと目でわかります。
コンビニエンスストア経営は、何はともあれ店舗予定地がなければ始まりません。しかし、店舗を自前で準備するというのは、あらかじめ土地を持っているというのでなければ、かなり困難でしょう。
そこでセブンイレブンでは、やる気のある新規オーナーが参入しやすいように、土地がなくてもフランチャイズに加盟できる契約タイプを用意しています。ここでは、土地と建物をセブン本部がセッティングする「Cタイプ」契約について解説していきます。
セブンイレブンのフランチャイズには、2つの契約タイプがあります。1つは、セブンオーナー自身で土地と建物を準備するAタイプ。そしてもう1つが、土地・建物については本部が用意するというCタイプです。どちらのタイプで契約していただくかは、オーナーに委ねられているので、ご家族などと相談のうえでお好きな方を選んでいただくことになります。
とはいえ、土地と建物を個人で用立てるというのは簡単ではなく、とくに脱サラで独立する場合などは、場所の目星をつけるだけでも大変です。よほど親切な不動産のつてでもない限りは、コンビニ経営に適した空き地や空きテナントを探すのは難しいでしょう。
その点、セブンイレブンはコンビニ業界でも最大手の歴史と実績がありますから、土地選びについてもプロがいます。コンビニ経営が成功するかどうかは立地がかなり重要なポイントとさえ言われるほど、土地のリサーチは重要な課題です。むしろ、知識も乏しいままにセブンオーナー自身が手探りで見つけるよりも、本部に任せてしっかりしたロケーションで開業した方が、安心感という面でも違ってくるでしょう。
最初から手元にそれなりの広さの土地を持っているような場合には、セブンイレブン・チャージ(ロイヤリティ)も低めに設定されているAタイプの方が有利かもしれません。しかし、そうでなければ、店舗の土地と建物は本部に準備してもらうCタイプの方が、独立後の経営はうまく行きやすいものと思われます。
では、土地も建物も本部にお任せするとして、セブンオーナーの方ではどれだけの費用がかかるのでしょう。セブンイレブンのコンビニフランチャイズに加盟するためのいわゆる加盟金(成約預託金)は、Cタイプでは250万円かかります。Aタイプでは加盟金として300万円が必要となるので、それに比べると50万円安く済むことになります。
内訳としては、まず自己資本金が150万円、そして開業準備手数料が50万円、最後に研修費が50万円となっています。ただし、これはあくまでフランチャイズに加盟するために必要な資金です。土地と建物を本部が用意する場合、セブンオーナーはできるだけ店舗の近くに住まわれることを強く推奨されています。そのため、当座の生活や引越しの費用として、別途150万円ほどは手元にあった方が良いでしょう。
このとき、引越し代についてはセブン本部の規定に基づく補助制度も利用できます。とはいえ、加盟金の250万円に加えて、生活費の予備の150万円ほどは蓄えがあるに越したことはありません。ご希望の際には金融機関を紹介することもできますが、重大な決断を要するコンビニ経営ですから、できるだけ自前の資金として貯蓄しておくことをお勧めします。
契約が成立してから実際に開業するまでには、一般的に3か月~6か月ほどかかります。Cタイプの場合は、店舗の土地と建物は本部が用意するので、オーナーは引越しと研修に専念して開店に備えていただくことになります。研修には、本部施設で開かれるスクールトレーニングと直営店で行うストアトレーニングの2種類があり、それぞれ5日ずつの日程となります。
計10日間のトレーニングで、コンビニ経営のノウハウを体で習得してもらう一方、OFC(店舗経営相談員)による経営カウンセリングも受けていただきます。店舗経営相談員は、独立・開業後もずっと二人三脚で店舗経営に関わってくる存在です。
ここまでくれば、後は店舗の完成を待つばかりです。開店前日にはオープニングセレモニーが行われ、セブンオーナーは研修修了証書とともに、真新しい店舗のキーを受け取ることになります。土地がなくても始められるセブンイレブンのコンビニフランチャイズなら、コンビニオーナーとして一歩を踏み出すことができるのです。
土地と建物をセブンオーナーさん自身で用立てるAタイプに対して、本部がそれらを提供するCタイプでは、確かにロイヤリティが割高になるというデメリットもあります。しかし、その分を充分補えるだけの収益性の高い立地をきちんと選び抜いているので、心配はいりません。
契約時の加盟金および当座の準備金についても、独立や起業に比べればはるかに余裕のある金額であるといえます。資本金さえあれば、土地がなくても始められるというのは非常に大きな魅力といえるでしょう。
「セブンイレブン」のフランチャイズの詳細は、以下のページでご覧いただけます。
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