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2024/11/24更新

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30名程度の中小企業が傘のトップシェアを獲得できた理由

最終更新日:2023年11月3日

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洋傘メーカーの株式会社シューズセレクションは国内で傘のトップシェアを持っています。
かつて飲食店を複数店舗経営していたという社長の林秀信さんは、それら全てを手放して傘づくりの世界に飛び込みました。
中小企業であるシューズセレクションが傘のトップシェアを獲得できている理由は、安価かつ高品質な傘を販売していることにあります。
林秀信さんのモノづくりに対する考え・姿勢は、モノづくりで起業を目指している全ての起業家に知ってもらいたい、モノづくりの大事なことを教えてくれます。

40歳で飲食店を全て手放す

社長の林秀信さんは飲食店を複数店経営していましたが、40歳の時に全て手放しました。
モノづくりをしたいという思いから、成功していた飲食店を手放し、傘づくりの世界に飛び込んで以来、事業は傘づくりだけを行っています。

成功している飲食店を手放すというのはなかなか出来ないことですが、自分がやりたいモノづくりのために決断出来るというのは尊敬の念を抱きます。
ビジネスにおいてひとつのことに集中するのはとても大事なことで、特にモノづくりのこだわりを実現するためにひとつの事業に力を注ぐことで商品のクオリティが高まっていきます。

他社ブランドの受注生産から自社ブランド生産へ

林秀信さんはそれまでの事業を畳んですぐに傘づくりを始めたわけではなく、靴づくりや衣服づくりを経て傘づくりにたどり着きました。
傘づくりを始めた当初は自社ブランドの傘づくりのノウハウを持っていなかったため、他社ブランドの受注生産を請け負ってノウハウを得たそうです。

フランチャイズも同じ仕組みで、未経験からスタートする事業はすでにあるノウハウを吸収することから始めます。
後々独立することを視野に入れている場合でも、まずはノウハウを手に入れなければオリジナルのノウハウの確立や自社商品の開発はできません。

500種類以上の傘を販売

株式会社シューズセレクションの従業員数は30名程度ですが、500種類以上もの傘を販売しています。
シューズセレクションのブランドであるwater front(ウォーターフロント)を取り扱っている店舗は5万店以上あり、年間販売本数は2050万本に達します。

社長の林秀信さんが自ら新しい傘のアイディアを考え、500種類以上の傘を販売するに至っています。
目標は胸ポケットにしまえるぐらいのコンパクトな傘で、500種類以上の傘を開発してもまだ満足していないそうで、傘づくりに対する情熱には頭がさがる思いです。

シューズセレクションが成功した理由

わずか30名程度の中小企業であるシューズセレクションが、傘のトップシェアを獲得している理由は低価格、かつ高品質な傘を作り続けている点になります。
2000年に販売開始したスーパーバリューという折りたたみ傘がシューズセレクションにとって大きな転機で、品質を落とさず、かつ価格を安価に設定することでウォーターフロントというブランド名が広く知られることになったそうです。

安くてそれなりの商品はたくさんありますが、安くて質がいい商品なら買いたいと思う人が増えるのは当然のことのように思えますが、それを実現するだけの技術力を経営力を持っている企業がどれだけあるのだろうかということです。
ウォーターフロントは傘づくりに対する情熱とプライドを持っており、安くで高品質な傘を作り続けているからこそ、30名程度の中小企業が傘のトップシェアを獲得できていると言っても過言ではありません。

成功するまでの流れを簡単にまとめると、他社製品を販売してノウハウを獲得し、安価で高品質な自社ブランドの商品を開発することでトップシェアを獲得、という流れになります。
もちろん大変苦労されてここまで成功されているのでわずか数行にまとめらえることではありませんが、事業を成功させるにはまずノウハウを獲得し、そこから自社にしかできないことを見つけることが大事なのではないかと思います。

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